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5月, 2015の投稿を表示しています

"本物の著者は別の人物だった"という説もあるシェイクスピア。「King Lear」を地元劇団で鑑賞

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木曜日の夕方、シェイクスピアの劇を見に行ってきました。 場所は地元ロックランド郡内の小さな教会Palisades Presbyterian Church。 ここロックランドの定番「森の中を走るような木々に囲まれた道」を抜けた先の、こんな素敵な佇まい。 シンプルで素朴な教会内に機材と手作りのステージが設置された会場です。 今回の劇はThe Strange Bedfellows(Facebookページは こちら )というローカルアマチュア劇団のショー。 ここロックランド郡にはこのようなアマチュア(インディーズ)劇団がたくさんあり、中でもイギリス/アメリカのクラシック演劇定番でもあるシェイクスピアの舞台を専門とする団体も多いです。 The Strange Bedfellowsもそのうちの一つ。 ああ見えて(?)舞台事とシェイクスピアに詳しいLLAMA曰く、"the strange bedfellows"とは現代一般的に使われる「普通はありえないようなおかしな組み合わせ」という意味だけではなく、 シェイクスピアの一作品「The Tempest」内ラインからの言葉であることは、シェイクスピアファンであれば気づくネーミングなのだとか。 そして、こういうシェイクスピア劇団は大人だけでなく、子供のグループもあります。 今回のショーも、収益分は全て 子供劇団 (同じ地元のグループ)に寄付されるのだそうです。 大きなブロードウェイのショーとは違い、規模も小さい手作り舞台ですが、 演じる方も見に来る方も、こういった演劇やシェイクスピアなどの文化活動に興味があり、 たまには数ドル~20ドル程度のチケット代でも払って見に行こうか、と思うような環境がとてもいいなと私は思います。 LLAMAと私は、友達がこのショーに出演することから足を運ぶことになりました。 オフィシャルの本番は昨日(金曜日)から開催でしたが、その友達の誘いで一昨日(木曜日)のプレビューに行ってきたのです。 今回のシェイクスピアの演目は"King Lear" 邦題は「リア王」 年老いたイギリスの王様リアが、3人の娘に領土を手渡すにあたり、それぞれの娘に「自分が一番お父

間もなく終了!Japan Societyの猫いっぱいの浮世絵展「お江戸猫めぐり」で日本の良さを改めて実感

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今日はNYCのJapan Societyで開催されている、猫の浮世絵展のことについて。 この展覧会は3月より開催されており、私もLLAMAとずいぶん前に行ったので今更の更新内容ですが... 会期も終了間近ですし、 ロックランドブロガー仲間の kawamukoさんからの宿題 を、やはり今更提出すべく、ポストします。 ただ今開催中のこの展示会の会期は6月7日(日)まで。 まもなく終了してしまう展示会です。気になる方はぜひお急ぎください♪ Life of Cats: Selections from the Hiraki Ukiyo-e Collection お江戸猫めぐり (邦題)を見に、はじめてマンハッタンの Japan Society に行きました。 ビルの中はモダンな旅館のロビーのような、久々に見る和風の素敵なインテリアでした。 ギャラリー入口傍に設置された、猫モチーフで撮れるプリクラマシーンに続き、、、 猫をデザインした大きなパネルが出迎えるスペース"Cats and People"(猫と人)コーナーから始まり、 後に続く各セクション、 "Cats as People"(人になった猫)、"Cats vs People"(猫vs人)、"Cats Transformed"(変身した猫)、そして"Cats and Play"(猫と遊び) ※邦題はハフィントンポスト日本版参照 の5部構成になった展覧会です。 日本の平木浮世絵美術館所蔵からの浮世絵90点(17~19世紀:江戸時代の作品が中心)に併せ、その他絵画や彫刻作品など、合計120点の猫アートが前期/後期の2期に渡り、入れ替わり展示されています。 美術を見て感じることは各個人それぞれだと思いますが、、、 今回の猫をたくさん描いた浮世絵の展覧会で、私は日本&日本人の気質や良いところを改めて感じさせられたのでした。。。 私が訪れた頃はまだ前期だったので、 ここにポストする写真の作品と展示の様子は今(後期)と異なるかと思いますが、 それぞれ添付しながら各セクションを追っ

メモリアルデーは夏の始まり!そしてBBQ!

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超特大星条旗が、、、 建築用重機のでっかいクレーンで、どこよりも何よりも高く吊るされたまま、 NY僻地の清々しい青空にたなびく今朝。 そんな今週末は、明日月曜日がナショナルホリデー「メモリアルデー」で休日となる3連休です。 メモリアルデーとは、、、 もともと、1860年代に起こったアメリカ南北戦争で犠牲となった兵士への追悼の日として設けられた国の休日ですが、 その後20世紀のベトナム戦争やイラク戦争なども経て、 今ではアメリカ軍として国のために戦い犠牲となった全ての兵士のためのメモリアルデーとなっています。 5月の最終週にあたるこの休日は、「夏のはじまり」を象徴するホリデーでもあるため、 BBQをしたり、ハイキングに行ったり、という夏のアクティビティがこのホリデーの人気のある過ごし方なのだそうです。 我が家も今夜は、急遽思い立ってのBBQディナー。 今年初めての自宅BBQです♪ ホットドッグの材料を用意して、 私:ありもの野菜を串刺しする係。  火起こし&焼き場は「バーベキュー奉行」のLLAMAにおまかせで、、、 その間、私はビール片手にチルアウト☆ ジムのプール帰りからの、まんま姿で。。。  そうこうしているうちに野菜が焼き上がり、これをつまみ(アパタイザー?)にビールを。  夕方過ぎても8時頃まで明るい季節になってきたので、青空の元、心地よいディナータイムです。 奉行も、メインディッシュのホットドッグを見張りながら一杯。 バンも軽く焼いて、ソーセージの仕上げにスモークチップを投入して香りづけして出来上がり♪ メモリアルデーっぽい、アメリカっぽい、アウトドアディナーを堪能、 そして、今日のジムのプールで燃焼したぶん(それ以上かも)をしっかりエネルギー摂取しかえしました、とさ♪ ☆今日のメモリアルデー&BBQは、 はっちすたじおニューヨーク版 にも掲載中。こちらも覗いてみてくださいね。 心を込めて綴ります ↓↓↓ワンクリックで応援をよろしくお願いします にほんブログ村 にほんブログ村

スカルプチャーを仕上げて夏休み

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昨夜、深夜に最後のペーパー(論文)を完成させてメールで教授に提出し、、、 本日より、待ちに待った夏休みが始まりました! 期末のテストとペーパーで、本や記事を読んでリサーチしてはタイプして... パソコンに向かってばかりで肩~背中がガッチガチ。 『完徹も ひびく歳頃に なってきた』 そんな事を思いながらなんとか乗り切り、 久々の食糧買い出しに行った以外はうたた寝し、廃人のような一日で夏休みをスタートしました♪ セメスター最終日だった昨日の月曜日、 今セメスターに履修していたスカルプチャークラスの2つのプロジェクトも仕上げて来ました。 一つ目の課題だったレリーフ。 人物プロファイル(横顔)をレリーフ彫刻にする課題で、デザインは各々がチョイスして自由に。 オンラインで舞妓さん風の素敵な和装女性のプロファイルを見つけ、それに枠組みや桜イメージの花をまわりに組み合わせアレンジしたデザインにしました。 人の横顔は、、、 鼻の形から頬の張り具合、唇のほんのちょっとした角度やボリュームの違いで表情が変わり、全くの別人になってしまうので、 画像・写真で用意した2Dのモデルイメージから、顔の要素を忠実に構築した3Dのレリーフにしていくというのが課題でした。 眉から目のくぼみや頬~コメカミなど、骨の形を考えながら。。。 二つ目は全身の造形。 実際にヌードモデルさんを見ながら女性の全身を作りました。40㎝くらいの大きさ。 こっちは顔よりもボディ重視で、トルソ部分から始めて脚・腕・頭をつけていきました。 皮膚に覆われて見えないけれど、形やバランスをとるのに大事なアナトミー(骨格や筋肉)をしっかり意識しながら作ることが課題。 それはそれは、毎回とても楽しくて(笑) 黙々とひたすら造形する時間は、陶芸の時と同じように作業に没頭できるメディテーションのようで心地よかったのです♪  個人的には、、、こっちの全身スカルプチャーの方がより楽しかったです。 私のメジャーはアート系と言っても、作る方ではなく、その歴史とマネジメントを学ぶ方なので、今回のスカルプチャークラスは専攻には全く必要なく、 教授に相談し&席に空き