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6月, 2015の投稿を表示しています

フィラデルフィア日帰り ~イースタン州立刑務所編

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先日投稿の、フィラデルフィアチーズステーキで腹ごしらえした後、 付き合いはじめから「いつか、あそこに連れて行きたい!」とLLAMAに言われ続けていた、 Eastern State Penitentiary (イースタン、又は東部州立刑務所)へ行って来ました。 フィラデルフィアの美術館が立ち並ぶ中心地のすぐそばで、砦のようです。 1830年代に建設され1970年の閉鎖までの約140年間、刑務所として多数の囚人を収容しました。 閉鎖後、一度は巨大な廃屋となってしまったものの、 1990年代より歴史的建造物としての保存がはじまり、一般客が来場できる博物館のような施設となりました。 それでも1990年代のオープン当初は、建物内の一部の決まった場所だけを巡るツアーのみ、 そして全員ヘルメット着用&「身に何か起こっても責任は一切追及しません」という免責同意書にサインをしての参加だったようです。 いまは入場料の支払いで自由に見学することができます。 塀の内側。 刑務所全容です。 高い塀に囲まれた広い敷地内に、複数のセルブロック(独房が並ぶ建物)が放射線状に設置された設計です。 放射線の中心になる円形の場所からは、各セルブロックの端までまっすぐ見渡せるつくりです。 保存&一般開放されているセルブロック。 アーチ状の天井が続く長い建物の両側にスライドドアが並んでいます。各独房のドアです。 二階建て設計のセルブロック。 独房の入口は、大人なら頭を下げてくぐるようにしなければ通れない小さな間口です。 もともと... 独房にドアのような出入り口はついていなかったそうです。 囚人は、刑務所の場所や様子が分からぬよう頭からフードを被され目隠し状態で刑務所に送られます。 囚人がこの刑務所に送られてくると、独房の反対側(セルブロックの通路に面した側ではなく、建物の外に面した側)にある外からの入口より押し込まれます。 フードを外されるとそこは独房。そして施錠されていたそうです。 いまはこのようなドアがついている通路側ですが、もともとは食事を供給するための小さな扉しか付いていなかったのです。 それも、「囚人を完全に孤立さ...

フィラデルフィア日帰り ~本場で食べたフィリーチーズステーキ編

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アメリカ東海岸北部、観光シーズンまっさかりになってきました♪ そして街に増える観光客を狙った『偽モノ僧侶の迷惑行為』がいまでもNYで行われています。 (これはNYに限ったことではなく、今や西海岸の観光都市や他国にも広がっているようです。) この迷惑行為に関する記事 をウェブマガジン"はっちすたじお"に投稿しました。 これから、観光・留学・お引越しなどでNYにいらっしゃる方も、ぜひご注意くださいませ! そんな観光シーズンを迎え、先週の気持ちよく晴れたとある日に、我が家もちょっと遠出。 「フィラデルフィア日帰りトリップ」に行ってきました!  冬の間は寒すぎて足を運ぶ気にはならなかった、でも暖かい季節を待って行きたかったフィラデルフィア♪ 我が家のあるロックランド郡から、ペンシルバニア州フィラデルフィアまではハイウェイを車で2時間程。 NYCからは1時間半程度のドライブです。 NYCからアムトラック(列車)では、1時間20分前後、 片道$10~!などで売り出されている格安バスは、2~3時間程(渋滞を除く)の所要時間のようです。 ロックランドの我が家からは、ニュージャージー州のガーデンステートパークウェイ⇒ニュージャージターンパイクで進み、フィラデルフィアの東側に架かるベッツィーロスブリッジよりペンシルバニア州へ渡りました。 遠くに見えてきたフィラデルフィアの市街。 今回の日帰りトリップの目的は、 ・19世紀前半に建てられ数々の囚人を収容し国内各地の刑務所のモデルともなった『イースタン州立刑務所』(今は廃屋) ・アインシュタインの脳のスライスや人体標本などの展示で知られる『ムター博物館』 という、爽やかな青空とは裏腹な、ダークなラインナップでありました。 でもやっぱりその前に腹ごしらえを... 午前に家を出発して、到着したのはちょうどお昼頃。 フィラデルフィアに来たのだから、ここはやっぱり本場で食べる「フィリーチーズステーキ」です! 過去に数ヶ月、フィラデルフィアの近くに住んでいたことのあるLLAMAが連れて行ってくれたのはここ、 『Geno's』 通りを挟んだ真向いには、フィリ...

NYの回転寿司とジュラシックワールド鑑賞の日

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先週末公開になり、さっそく興行収入の新記録をうちだしている新作映画「ジュラシックワールド」を見に、 地元ショッピングモール"Palisades Center"のIMAXシアターへ行ってきました。 ・・・の前に、回転寿司で腹ごしらえして。 モール内、映画館と同じフロアにある 「East Japanese Restaurant」 です。 (各皿ともカバーが被さって流れます。そのため、ダブルデッカー(二段重ね)流しが可能なのです) 各国の食に併せて日本食レストランも点在するNYエリアなので、寿司も日本人経営の本格的なものから、いわゆるよくある「SUSHI」な、日系人以外のシェフが経営&調理するものまで存在します。 しかし、回転寿司スタイルは珍しく、、、 そして日本のそれに比べればやっぱり「割高」です。お皿の色によって1.5ドル~。 バラエティに富んで、100円皿が主流になり、手軽&気軽でしかも値段のわりにおいしい... そんな日本の回転寿司はいつも恋しくなる日本文化の一つです。 しかしこの日(火曜日)は『サーモンの日』と称されており、(因みに水曜日はエビ、木曜日はマグロ) 分厚いサーモンのにぎりが1.5ドル。狙いは定まりました。 その他、カリフォルニアロール、アボカドロール等の1.5ドル皿を時折はさみつつ、 1.5ドル皿タワーができてきた私達のカウンター。 LLAMAの希望で最後に取ったグリーンティロールケーキがデザートなのに一番高いじゃん!(緑の皿2.75ドル)というお会計になりました。 そして映画。 IMAXの3Dで「ジュラシックワールド」を観ました。 余談... いじめっ子が眼鏡の子をバカにするような、しょーもない呼び名で「four eyes」という言葉がります。 目×2つの他に、レンズ×2つがいつもあるから合わせ4つ...と。 そんな揃ってfour eyesなウチらは、その上からさらに3Dメガネ装着でsix eyes... が二人。 実は...そもそも、ジュラシックパークじたい観たことなかった私は(笑) 少年時代に7回も映画館に足を運んで同映画を観たというLLAMAに「マジか!?」と酷...

"Sing for Hope"NYCで開催中、お友達の作品が展示されているピアノのアートイベント

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早ければ10月の下旬から、そして遅ければ4月になっても雪が舞うような「寒い季節」が長いNYなので、 夏は貴重な活動時期です。 各種フェスティバルや屋外イベントも、この夏休み時期に合わせて各所で開催されます。 アートイベントもしかり。 ただいま、NY市内で開催中の Sing for Hope ピアノイベント を見に行ってきました。 行先はハーレムのMarcus Garvey Park。 124stストリート側に面する公園入口すぐ傍に、美しくペイントされたアップライトピアノが置かれています。 このピアノ、今回のイベントのためにアーティストによってペイントが施され設置されているのですが、 実は、これをデザイン&ペイントしたのが私のお友達、Yukiさん。 渡米してすぐの1セメスター目、同じコミカレに通っていたご縁で知り合った留学生友達です。 その後彼女はブルックリンへ引っ越し、学校もマンハッタンのアートスクールへ転校し、デザインとペインティングの勉強を続けながらNYCでアーティストキャリアをどんどん積んでいます。 そして今回、NYのこのアートイベントで彼女のデザインが見事に採用され、自らペイントしたピアノも出来上がり、こうしてイベントの一部を担う作品としてMarcus Garvey Parkに展示されています。 この日は彼女の案内のもと、いっしょにそのピアノを見に行きました♪ そしてピアノが弾けて歌も歌えるYukiさん。サラリと一曲披露していると、公園のピアノの音色に人が集まってくる。。。 このアートイベントは、「みんなにアートを!」の思いに基づき、非営利団体が行っているものです。 寄付などで集めた50台のピアノに、デザイン選考で選ばれた 50名(組)のアーティスト によってペイントが施され作品となり、 NY市内(マンハッタン、ブルックリン、クイーンズ、ブロンクス、スタテンアイランド)の公園や広場など、公共の場に設置されています。 アーティストの思いやメッセージが詰まって色とりどりにペイントされたピアノ達は、どれでも誰でも自由に演奏ができます。 そしてこのイベント(6月21日(日)まで)終了後、ピアノ達はNY市内の子供の施設や...