紅葉のメカニズム~木を見て人を思う

一日の業務量が少なかったことから、思い切って昼前には仕事を早退させてもらった今日。
夫LLAMAが仕事で出かけていたため、午後は息子と珍しく「平日の昼間に二人っきり」の時間を過ごしました。

息子が午後のお昼寝中、私もリビングで一人寛いでいた時ふと気づいた窓の外の紅葉。

ROCKIN' WASABI Instagram

いつも真っ暗な時間に家を出て、早く帰宅する日でも家に着く頃にはもう薄暗い季節なので、家のまわりがどれくらい紅葉してるのかなんて、そういえば気づいていなかった。。。
あっという間に木々が赤・黄・オレンジ・茶に変わり、秋の鮮やかな風景になっていました。

葉の色が変わる紅葉のメカニズムはとても面白い。
木々が冬を越せるように、葉に存在する養分を枝→幹へ戻し、葉を落とす用意をするのだそうです。
その養分というのが光合成に欠かせない緑色のクロロフィル(葉緑素)。
それを葉から抜き取る=緑色の色素が葉からなくなり、そして緑以外の残った色素だけが葉の上に見えるようになるので、これが私達が呼ぶ色の変化=『紅葉』となるそうです。
木の種類によって緑を抜いた後に残る色素が様々なため、赤・黄・オレンジ・茶、時には濃い紫など、紅葉の色合いも多様なのです。
そして養分を抜き取り地面に落とした葉は、木の足元である土をまもり、また根から吸収する養分となる窒素を作り出す役目をするというのですから、自給自足というかリサイクルというか、とてもうまくできているなと感心します。

気温の変化でこのメカニズムの電源が入り、毎年冬支度をして寒い季節に備える木々。
見た目のカタチや大きさや色は違えど、みんな生きるために活動しているのか...と、色々人種や見た目のことがとやかく言われながらも人はみんな人であることに変わりなく、ただその人の人生を生きている、、、なんて、人間とオーバーラップした思いをめぐらせた今日の昼下がり。
センチメンタルも秋のせいかしらぁ。




心をこめて綴ります
バナーをワンクリックでランキングの応援をお願いします

にほんブログ村 海外生活ブログ ニューヨーク情報へ
にほんブログ村

コメント

このブログの人気の投稿

実は広くて田舎がいっぱいなNY州。私の地元「ロックランド」「ハドソンバレー」「アップステイト」はここ。

大事なギターをアメリカまで持って来た時のこと・・・

DMVへ~うっかり切れてた運転免許の期限