ちょっとした脱線
今朝もNJ Transitの電車は遅れて走っていた。
以前の投稿でも書いたように、このあたりの公共交通機関は少々遅れがでるのは日常茶飯事。
NJ
Transitのサイトを見ると、「機材の故障の関係で遅れ」とだけあったので、私も「いつものことか。」と思った程度。
しかし乗った電車の車内アナウンスであとから聞こえてきたのは、マンハッタンのペンステーション発着便に最大2時間の遅れが出ているという内容。
すでに通勤時間が始まっている7時台に2時間とはオオゴト。
(というか、2時間も遅れるとどの電車がいつ走ってるかも関係なくなるほど。)
何かあったんだとインターネットでチェックしてみると、
『minor derailment』
「軽い脱線」だと。
脱線に軽いも重いも無いだろうに。。。
ケガで言うとminor injuryは“軽症”
minorの反対はmajorだけど、例えば英語で「Nothing major!」(majorじゃない)と言えば「大したことは無いよ。」な感覚の一言。
レールの上しか走らない電車が脱線してるんだから、脱線してる時点でもう重大なことだと思うのだけど、このderailmentの場合の軽い/重大は何で決まるのだろう?
(まさか死傷者が出て初めて“重大な脱線”になるのだろうか…?)
この『minor derailment』って言葉は今日が初めてではなく、これまでに何度か聞いたことがある。その度にとても違和感があってならないのだけど。
・・・いや、そんなに何度も聞いたことあるほど脱線しちゃいけないはず、まずは。
(今朝脱線した車両自体はNJ TransitのものではなくAmtrakの電車だったけれど、その影響でNJ
Transitにも遅れが出てアナウンスが流れていた。)
つい数日前には、同じNJ Transitでこんなニュースを聞いたばかり。
「帰宅時間の電車が電気系統の故障で止まり、更に運悪く止まった場所が橋の上で、乗客を乗せたまま立ち往生。
電気が切れたため空調・換気も無く、混み合った暑い車内に乗客は2時間近く閉じ込められた。」
車内はもの凄いストレスになることは間違いなく、乗客同士での喧嘩が勃発し具合が悪くなる人もいたという。
脱線にしても2時間立ち往生にしても、同じことが日本で起きたらもっともっと深刻な事故として報じられ、きっと運営会社の重大な責任問題として言われるはず。
こんなあたり、アメリカ暮らしの日数を重ねるにつれてこの環境に慣れるのが良いことなのか悪いことなのか、、、複雑な気持ちになる。
心をこめて綴ります
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