実は広くて田舎がいっぱいなNY州。私の地元「ロックランド」「ハドソンバレー」「アップステイト」はここ。

今年の夏休みは日本への帰国もせずのんびり過ごしているおかげで、
地元ロックランドや、さらにここからアップステイト(田舎方面)へ足をのばしたエリアの、なかなか面白いスポットに遊びに行く機会に恵まれています♪

もちろん、観光地がいっぱいで有名なNYCに比べれば、それはそれは静かな田舎なのですが、
逆にローカルで地元民が遊びに行くような、またはNY州の大きな自然の中でリフレッシュできるような、
そんな場所に行ってみています。


せっかくなのでブログにもポストしたいと思っていますが、その前に、


そんな我が地元「ロックランド郡」、または同郡を含む「ハドソンバレー」という名のついたこの地域について、地理も併せて簡単にご紹介します。


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「ロックランド郡」を目指してズーム!

アメリカ合衆国の地図上で、ニューヨーク州は右上に位置する薄いグリーンのところ。

ニューヨーク州などのある東海岸は、夏は高温多湿。そしてニューヨーク州の緯度は日本の青森あたりに相当するので、冬は寒く雪もよく降ります。

大きなアメリカ全土の中で見ているとなかなかピンとこないですが、実はニューヨーク州の面積は北海道の面積よりも大きいのです。

ただ、、、
「ニューヨーク」という言葉で誰もが連想するのは、高層ビルの摩天楼や自由の女神に象徴されるマンハッタン=『ニューヨークシティ』のイメージでしょう。
私もここに来るまではそうでした。
NY州外に住むアメリカ人も、だいたいそうみたいです。

でも、その都会『ニューヨークシティ』は、ニューヨーク州内の先っちょ、ごく小さい一部分だけの事。

ニューヨーク州を郡別に区切った以下の地図で見ると、右下の赤い○がニューヨークシティのエリア。
更には、マンハッタンは拡大図の中で名前を赤い□で囲った、あの小さなエリアです。 

私の住むロックランド郡は、同じ地図の中では緑の□で名前を囲んであるところ。ニューヨークシティの北に位置します。

そしてロックランド郡も含みながら青い□で囲んだあたりが「ハドソンバレー」と呼ばれる地域。
拡大すると...こんな感じでニューヨークシティの北側に複数の郡に渡って広がるエリアです。

下流はニューヨークシティ(マンハッタン)の西側に流れていく「ハドソン川」の両岸に位置する渓谷地帯のため、「ハドソンバレー」と呼ばれています。

大きなハドソン川、木々の生い茂る森や湖などの自然もたっぷりありながら、、、
そんな豊かな自然を美しい風景画に描こうと、19世紀に多くの画家達がここに集まり「ハドソンリバー派」というスタイルも発展し、アートにも深い関係のある土地でもあり、

独立戦争時代にハドソン川から侵入してくるイギリス軍を撃退するために設けられた砦や、、、
アメリカの発展とともに富を成した富豪のお屋敷、、、
一時はアメリカの産業を支えた工業地帯の名残など、、、

文化的・歴史的建造物も多く存在するエリアです。


そしてこの「ハドソンバレー」エリアは、マンハッタンなどの都会エリアに対して、『アップステイト』と呼ばれる”州の上側の方のエリア”、すなわち「田舎エリア」なのですが(笑)、が始まる場所です。
どうやら・・・「ハドソンバレー」のおおまかに真ん中より上(以北)から『アップステイト』と呼ぶいう説も。
ニューヨークシティに住むニューヨーカー達が「アップステイト」という言葉を使うと、それは我が家のあたり(もしくはもう少し北)からさらに北側=ニューヨーク州の田舎部分のエリアを示しています。



では、再び我が地元「ロックランド郡」。

そんな「ハドソンバレー」の南端ちかくに位置するロックランド郡は、ニューヨークシティへ通勤通学圏内のベッドタウン的な郊外でありながら、
住宅地でも野生の鹿、タヌキ、七面鳥などに遭遇できる自然豊かな場所です。



ざっくりと、こんなかんじ・・・ (参考までに、東京と私の故郷広島と比較すると・・・)

・ニューヨークシティからの距離は約24km。東京~さいたま市(23km)、広島市~東広島市(27km)くらい。

・ロックランド郡全体の面積は約515平方キロ。東京23区よりも小さい、、、安佐北区を除いた広島市分くらい。

・人口約315,000人。新宿区の人口と同じくらい、広島市の約1/4。

のびのびとしています(笑)

人口の約7割強は白人系、15%がラテン系、12%が黒人系、アジア系は6%程です。
(複数の人種に渡る回答もあり)

ただ、アメリカでこのような人種分布を示す際に言う「アジア系」にはインドやパキスタンなどの中東エリアまでも含まれます。
興味があったので更に調べてみたところ「アジア系」の区分は、
1位:インド(36%)、2位:フィリピン(23%)、3位:中国(14%)、4位:韓国(11%)、5位:ベトナム(2%)、

そして、6位:日本(1.4%)、人数にすると277人

東京23区の広さに277人ですから、、、 なかなか日本人に出会わないはずだ(笑)

因みに、ニューヨークシティには約24,000人の日本人・日系人がいるそうです。




そんな、ニューヨークシティのベッドタウンでありながら、たくさんの自然に囲まれ、場所によっては人里離れた山の中に居るような気分にさせられるエリアもある、、、
でも、ここから街に通勤する人、大きなお屋敷に住むお金持ち達も住んでいて、けっこう家賃相場も高い(笑)、
しかし、そんなだけあって、良いエリアを選べば治安はとても良い。
そして、日本人・日系人にはまず遭遇しない(笑)「ロックランド郡」です。


やっぱり何より、、、
ニューヨークシティのエキサイティングな街生活と、自然に囲まれ"low key"なリラックス生活を、どっちも欲張りに得られるのが、「ロックランド郡」の良いところです♪



都会から少し離れた、「ロックランド郡」「ハドソンバレー」そして「アップステイト」エリアの情報やおでかけスポットは、ブログカテゴリー『ハドソンバレー&アップステイトNY』に投稿します。
NY観光ガイドブックには載らないような、ローカルだったりちょっとマニアックだったりなスポットですが、
田舎なNYもぜひ覗いてみてくださいね♪なかなか、良いですよ♪



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コメント

  1. ロックランドの人口って、新宿並だったんですね・・うむむ、勉強になりました。
    ここは日本人、本当に見かけないですよねー。
    一番日本人が多いのは、RCCかな?笑 

    一応ロックランドもメトロポリタン・エリアなんですが、本当にのびのびしてますよね。
    マンハッタンの行きつけだったお医者さんが、ロックランドに週末ハウスを持っていて、一度そこで診療してもらったことがあります笑
    裏の林をすごく自慢されてましたが、私から見ると、ロックランドどこでもあるある・・な林で笑 でも普段マンハッタン住まいの方には、貴重な自然なんでしょうね。

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    返信
    1. たしかに...RCCが一番日本人口密度高いと思います(笑)
      今回これを書くのにcensusのサイトとか、興味あって色々見たのですが、
      ロックランドの中でも更に各エリア毎に出たデータなどを見ると、色々面白い事が知れて私も勉強になりました。人種やインカムや世帯の部屋数まで(笑)

      本当に、林の多いこと(笑)
      以前住んでいた家は窓から見える裏の敷地がすぐに山(たしか州立公園の敷地)で、鹿ももちろん出ていました。キッチン横のデッキに乗っていたり(笑)
      紅葉の時期になると、窓枠フレームになり、まさに花札の猪鹿蝶のような光景できれいでした♪
      こんなロックランドは、通勤圏内と言えどやっぱりニューヨーカーにとってはとってもイナカなのでしょうね(笑)

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  2. 確かに、NY州は北に広い。
    リッチな家があるから、行ってみなって言われました。
    国力の差を実感できるらしい・・

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    返信
    1. sanbarikiさん、こんにちは。
      そうです。みんなが思う「ニューヨーク」はまずマンハッタンやニューヨークシティのイメージだと思いますが、実はニューヨーク州のごくごく一部で週の大半は森や湖がたくさんあって山々が連なる自然地帯です。ニューヨークシティからハドソンを北上すると、郊外ですので一般の豪邸もありますし、歴史上に名を残す人たち(ロックフェラーやルーズベルト一家など)のお屋敷も存在します。

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