見た目アジア人である事で差別された経験&嫌な体験

色々な人種が集まり、とくにNYCは「Melting Pot」や、「人種のるつぼ」なんて呼ばれたりするように、身近なところでも多様な人・文化・物があふれるアメリカ。

それなのに、、、むしろ「それゆえ」と言える、異人種・異文化・異宗教などに対しての差別や分離がいつまでも絶えず伝えられている国でもあります。

とくにSNSで流れてくるそんな問題を目に&耳にしながら、ふと... 「渡米してから差別的な事を受けたことあるかな...」と考えてみました。


ふむ・・・

幸い、あまり思いつかない(笑)

私があまりに鈍感なのか、嫌な事は忘れやすい都合の良さのためか、思い出したのは数件。

その1:地元スーパーのレジ
渡米して間もない頃、学校の帰りに立ち寄ったスーパーでお会計のレジにさしかかった時のこと。レジをしていたスタッフは、見た目は白人系の若い女性でした。
この人、フレンドリーにお会計作業をしたのは私の前にいた他のお客さん2組と、私の後にやって来たもう1組のお客さんに対してだけ。私の番には、私の顔を見るなり、それまでニコニコとちょっとした会話もはさみながらの対応だったのから一転、挨拶もなければ「サンキュー」もない。お会計金額を伝える一言も無い、そうとう感じ悪い対応をされました。
そして私とのお金のやり取りが終わるや否や、次のお客さんにはまたコロリと愛想良く。
私の前後のお客さんは老若男女ありながらも3組とも白人系の人達だったので、「アジア人、もしくは白人系以外の人に何か嫌な思い出でもあるんかしら、この人」と思ったのでした(笑)
しかし、露骨でしたよ。

その2:バスの運転手
これも地元の話。ある日、地元のバスに乗りこみバス運賃を運転手横の運賃箱に入れようとしていると、ビミョーな笑顔で運転手が「あんた何人だぁ~?チャイニーズかぁ~?」と聞いてきた。
「はぁ???んなもん、どーでも良いじゃん」と心の中で思いながらムスッとしてお金を入れていると、私のすぐ後から乗り込んできた男性客(良く言えば「やさぐれた見た目の男」悪く言えば「住まいが無さそうな男」)が、「この見た目はコリアンだぜぇ。オレにゃー分かるさ!」と自信あり気に口を挟んできた。するとバス運転手は「コリアンなのかぁ~?」とまた変な笑顔。
「なんだコイツら、気持ち悪ぃ!チャイニーズでも無けりゃコリアンでも無いし。むしろそんなん関係ないし!」と、また心の中で思いながら、運転手からもこの乗客の男からも離れたところに座りました。
地元バスの運転手さん、感じの良い親切な人もたくさんいるのに、この人は大ハズレ。もう二度と会う事がありませんように。
もしも二度目があったら、クビになるまで通報します。


思いついたのはこれぐらいかな...



あ、あと一件。

私とLLAMAが結婚式を控えていた頃、

『あいつらの結婚、どーせ(私の)ビザ目的のためだろ』と、言われたことがります。

そう思うのはこの人の勝手だし、私達からするとこの発言は全くのデタラメなので腹さえ立ちませんでしたが、「こういう事を露骨に...しかも私達も見てるSNS上で言う人が本当にいるんだ」という事の方に驚き。
私達が目にすると気づかず好き放題言っていたなら、ツメが甘すぎ。
私達に気づくようにわざとSNS上で発言していたなら『F. You』です。


NYCというリベラルな街、またはその近くにいるということもあって、幸い「差別で嫌な思いをすること」はこれまであまりありませんでしたが、それでもマイノリティ人種の外国人として暮らしていると「異」として扱われることはあるな、というのが私のこれまでの経験から思い出されることです。



さて、そんな「どーせビザ目的」と言われた(笑)私とLLAMAの関係において、今日は私達の初デートからちょうど2年の小さな記念日です。
(グリーンカード面接のために二人で暗記したたくさんの日付のひとつ!(笑))

「ずいぶん暖かくなってすっかり春!と思った矢先にまた雪が降る寒さまで逆戻り!(*_*)」
毎年4月の初めはそんなかんじのNY。2年前も春になりきらない冬の名残の冷たい風の中、LLAMAと二人でハドソン川沿いでの公園お散歩デートでした(笑)

さて、また今週末から冷え込み、週明けは雪予報もでている、ここロックランド郡。
強風注意報が出ていたり、お天気の悪い日も続いたり。

非常に暖かかった昨日は屋外で畑仕事に勤しんでいた中、急に超ドシャ降りなにわか雨に見舞われ車に避難。
しかし、雨が止むのはまだかと流れ行く雨雲を眺めていると、見事なフルアーチの大きな虹があらわれました!しかもダブルレインボー♪♪♪

季節のうつりかわりを感じる頃です♪

みんな、同じ自然の中で生きてんだから、見た目や考えは違えど同じ「人間同士」で良いじゃんね、と思うのが、今日の結論です(笑)


インターンシップブログも更新しました。
今回も着々と進むエキシビション準備の舞台裏です。ミュージアムのテーマカラー「オレンジ×ブルー」のパネルやバナー、そしてミュージアム会員さん達に送付されるインビテーションなどが到着し、それぞれの部署で準備が進んでいます♪5月7日からのエキシビションオープンに併せて、5月21日にはアンティークフェアも同時開催されます。楽しみ!



心を込めて綴ります
↓↓↓ワンクリックで応援をよろしくお願いします

コメント

  1. じゃあ、私も一件(笑)
    ハドソン川沿いのイタリアン・レストラン。
    大きなレストランで席たくさん空いてるのに、ヒスパニック系のコンシアージュの女性に、奥の狭い一角に通され、気づいたら、そこに閉じ込められて(笑)いるのはすべて、アジア人もしくはアジア人の連れがいる白人で、窓際のいい席はすべて白人でした。
    お料理も他のスタッフもみないいレストランだったけど、そのコンシアージュの女性のせいで、それ以来、行ってません。
    でも、そろそろ辞めてる頃だろうから、また行ってみようかな・・?笑

    NYCでは人種差別を感じたことはないのですが、むしろロックランドで体験したので、やはり田舎ほど閉鎖的ということでしょうか・・

    ちなみに友人のブラジル人女性が結婚した時、GC狙いとかお金狙いとかさんざ陰口を言われたのですが、その女性、アメリカで免許取って歯科医になり、今はマンハッタンで歯科医院を経営して、子供二人NYUに行かせ、アメリカ人のダンナが主夫してます(笑)

    返信削除
    返信
    1. kawamukoさん、そのブラジル人のお友達のお話、スッキリ気持ちの良いお話ですね!ご自分の目標をしっかり持ち頑張っていらっしゃった結果で凄いことだと思います!
      イタリアンレストランの一件、それもあんまりに露骨ですね!!!何ゆえにそんな隔離をする必要があるのか...本当に意味がわかりません。アジア人は酒を飲むと皆凶暴になり暴れるから閉じ込めておかなければ、という事実でもあるなら別ですが。
      良いお店であっても、それではとても勿体ないですね!
      NYC通学のロックランド生活だとなかなか想像するのが難しいですが、更に更に田舎の方や南部の(保守的な)方へいくと、もっと経験することも異なってくるのかもしれませんね。

      削除

コメントを投稿

このブログの人気の投稿

実は広くて田舎がいっぱいなNY州。私の地元「ロックランド」「ハドソンバレー」「アップステイト」はここ。

大事なギターをアメリカまで持って来た時のこと・・・

DMVへ~うっかり切れてた運転免許の期限