フィラデルフィアのSakura Sunday、ニュージャージーのWeber'sがつながるトキ...

ようやく春らしくなったと思ったら、急に「夏?」なくらいの日差しもそそぎはじめたNYです。

すっかり一週間が過ぎてしまいましたが、先週末はペンシルベニア州フィラデルフィアの桜祭り「Sakura Sunday」に遊びに行って来ました!

場所は市内のフェアモントパーク。
大きな公園内にある駐車場スペースからお祭りメイン会場まではシャトルバスも出ていましたが、お天気も最高の一日だったので、会場までの桜並木を歩いて向かいました。

ただ、、、
今春の寒暖が激しかったおかしな気候のせいでしょう、桜はすでにほとんど散っており、花はほんのちらほら。

かろうじて残る最後の花、葉桜ですが、青空のおかげもあって爽やかでなかなか趣あるお花見です♪ 

桜の花はおらずとも、メイン会場への入口には長~い列。お祭りへの入場は有料です。私たち前売りチケットを購入せずに行ったので、だいぶ並んでやっと入場できました!

メインステージには観客がたくさん♪和太鼓演奏や日本舞踊、和ロックバンド「奏手候」の迫力ある演奏などが終日行われて盛り上がっていました!

ここの桜の木全てが満開だったら、どんなにキレイか、、、と心の目で想像し楽しむことに。

開場内にはお祭りスポンサー「SUBARU」をはじめとする企業イベントブースや、和雑貨や着物などを販売するブースも出店していました。
LLAMAは下駄と和柄のハギレを購入。良い買い物ができて喜んでいました♪

何が食べられるのかな~♪と楽しみにしていたフード類。「ASIAN FOOD」とか「YAKITORI」とか書かれた看板にテンション上がるも、どこもものすごい長蛇の列!どうしようかと思っていたところ、、、

最近ここ東海岸にも波が届いた「SUSHI BURRITO(寿司ブリトー)」がいるのを見つけた!
プリメイドをカットして販売されていたので、その場で中身をオーダーして巻いてもらう店頭のようなシステムではなく、用意された数種類から選んで購入しましたが、そのぶんサーブされるのが早い♪
長蛇の列で並ぶことなく、とっとと手軽ランチにありつけました♪
私たちのはスパイシーチキンのSUSHI BURRITO。洋風太巻き感覚で(ありふれた表現だけど)、これからの季節のランチに良さそうです。


公園の中には温室施設を利用した屋内会場もあり、中では子供から大人までたくさんの来場者が折り紙、書道、碁、将棋などを楽しんでいました。

でも、、、やっぱり外が気持ちよかった♪

公園内ではピクニックをしたり木陰でのんびりする家族連れやカップルや若者グループもたくさん。
緑の葉っぱが生い茂る季節もきっと心地よいだろうな♪


私たちも持参したブランケットを広げて、もみじ型の葉をたくわえた木の木陰でのんびり。
横になって見上げた空がとってもキレイでした♪   そしてウトウト。。。

15分ほど木陰でパワーナップし(笑)、公園内に併設の「SHOFUSO (松風荘)」のガイドツアーに参加しました。

一瞬、自分がどこにいるのか分からなくなるようなどこから見ても「日本」な造りの松風荘は、書院造りの日本家屋と、日本庭園です。
1950年代に日本で日本の大工さんによって仮組みされた家屋が、解体されてアメリカに贈られて来て(戦後の日米関係を良好化する意を含めた贈物として)、再びアメリカでその通りに組み立てられたのだそうです。
当初はニューヨーク現代美術館(MoMA)の敷地に設置され(凄い!)多くの来場者をよび、その後フィラデルフィアへ移設されたそうです。

靴を脱いであがるこの家屋内は畳のお座敷、板張りの縁側、そしてそこからこの庭園の眺め。
フィラデルフィアにいながらとても懐かしい気分になりました。

こうして午後をまるまる桜祭りで楽しみ、夕方NYのロックランドへ向かう家路へ。

再び小腹がすいた私たちは、途中のニュージャージー州で見つけた「Weber's」というお店へ立ち寄りました。
ここはルートビアとハンバーガーやホットドッグが食べられるドライブスルーというより「ドライブイン」のカジュアルレストラン。
こうしてレストラン建物に向けて駐車すると店員さんが車までやって来てオーダーをとってくれる仕組みです。
なので、車内からの写真のため、お店があまり魅力的に写っていないので、、、全容はこちらのサイトでご参照ください。お店看板の上で赤いロリポップがプロペラのように回る様子が写っている写真がこのお店です。

こういうアメリカンフードを提供するレトロなチェーン店、ニューヨーク州ではあまりみかけませんが、ニュージャージー州にはあるんです。
多くのダイナーで見るような、レトロ&ノスタルジックな1950年代デザインのお店たち。実際、このWeber'sは50年代からここでお店を構えて営業しているそうです。


店員さんにオーダーを告げると、トレイにのったフードが車まで運ばれてくるので窓を開けます。
トレイは窓に引っかかるようにセッティングされ、そして車内で食べます。 

ルートビアのサイズは「1/4ガロン(約1リットル)」又は「1ガロン(約4リットル)」。
(もはや、単位が「ガロン」表記。。。)
1/4ガロンを1つオーダーし、LLAMAとシェアしながらチーズ入りホットドッグを1つずつ食べて、お会計合計は8ドルほど。
(ケチャップとマスタードかけすぎちゃったけど(笑))

ドライブインのファーストフード感覚ですが、ホットドッグはとても美味しかったです!

食べ終わって空のトレーを窓の外に置いておくと、その頃を見計らって店員さんが再び車までお会計に来てくれます。
その他、追加注文や何か用事のある場合は「ヘッドライトを点灯させる」と、店員さんが来てくれるシステム。

ドライブ途中、手早くおいしいものを食べるのにはぴったりですね。


こうして、心地よいお天気のもと、フィラデルフィアで桜の花とお祭りを楽しみつつ、、、
書院造り日本家屋、古き良きアメリカのレトロなドライブイン、ともに1950年代をキーワードに繋がる異なる2つの文化も覗いて見られた、日帰りフィラデルフィアの週末でした♪



来週末(4月30日・5月1日)はNYブルックリンで「Sakura Matsuri」、そしてさらに翌週5月8日にはNYCセントラルパークで「Japan Day」が開催されます。

今回のフィラデルフィアのお祭り同様に、たくさんの来場者を迎え、様々な文化を紹介し、そして楽しんでもらえることと思います。
桜、着物、音楽、工芸、芸術、そしてアニメやコスプレなども含めた「サブカルチャー」など、色々なきっかけで日本に興味関心を持つ人が、ここアメリカにも多くいる事を嬉しく思います。

最近では熊本の震災から、復興努力への妨げとなるような問題(惨事中の犯罪やマスコミの問題や...)も伝えられていますが、
世界には素晴らしい日本文化を称賛し、サポートしてくれる人達もたくさんいます。

アメリカ住まいですが、私もそんな日本という国からやって来た一人として、良き文化を伝承していける人になりたいと改めて感じています。

微力ながら、出来ることをコツコツと、、、でまいります♪


心を込めて綴ります
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コメント

  1. お花見、いいですね~。
    私も先月、NJに見に行ったら、もう終わってました笑

    こんな素敵な青空だったのに、今週は雨続きで寒くて、春はどこに行っちゃったんでしょうね~・・?

    すしブリトー、気になります。
    カリフォルニアロールに次ぐ、ヒットになる予感・・?^^

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    返信
    1. 本当に、暖かくなったかと思ったら肌寒い雨続きですよね。ウチは庭の野菜達の苗のためには嬉しい雨ですが、気温が低いのはちょっと心配です。
      すしブリトーは、西の方では定番なようで、マンハッタンに最近できた店舗も行列で混み合っているようですよ♪
      日本では「おにぎらず」?というモノがあるようで(もうすっかり日本の流行についていけなくなりました(笑))それと感覚がにているかもしれませんね♪

      削除

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