2017年の妊婦話:出生前検診のこと

前回のポストで2年前の妊婦だった頃を思い出し、とても懐かしい気持ちになったので、ここからしばらくその頃のことを思い出しながら書いてみようかと思う。

産後に落ち着いたら書こうと思いながらネタとしてはためておきながら、書くにいたらなかった2年前(2017年)のことを。。。
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2017年の妊婦話 『出生前検診のこと』


懐かしく2年前を思い出して書くわりには、いきなり難しい話題かもしれないけど、、、

出生前検診、日本のニュースでも最近これについてレポートしていた気がする。
妊娠の早い時期に血液検査、またはその先に羊水検査等で、胎児の染色体を調べて先天性の障害などの可能性を診断するもの。
必須ではなかったけれど、私は「高齢出産」の枠に入る年齢だったのもあり、また第一段階の血清マーカーテストは保険でカバーされて費用負担も無かったので(アメリカの医療費においてはここ肝心)、私も夫も特に迷うこともなく検査を受けることにした。
クリニックからは「次回の検診時にはPaternity Test(出生前検査)が受けられるよ。血液検査で赤ちゃんのDNAを調べて先天性の異常を診断するもの。受ける?」という説明。
エコー検査を受けるようなもので、胎児(と私)の状態を調べるのに受けられるものは受けておいた方が良いでしょ、という感覚だったので「受けない」理由は何もなくすんなり受うることにした。

私の知るところ、アメリカでの出生前検査「Paternity Testing」には年齢制限や規制は無いもよう。
妊娠の定期健診の一部にオプションとしてあり、希望すればだれでも受けられるらしい(費用負担は保険によって様々だと思う)。


血清マーカーテストの結果は「所見無し」。
そのため、その後の精密検査は受けなかった。

ラボから血清マーカーテストの結果が出るまでは、たしか1-2週間だったと思う。
検査を受けることに抵抗は無かったものの、結果が出るまではそれなりに少し緊張した毎日だった気がする。

今になれば「たら」「れば」の話になるけど、もしも検査結果が逆だったとしたら、、、
そこから、産む/産まない、どういう決断をしていたかは、正直分からない。

そんなでも、検査には前向きだった。
望まない結果だったとしてもそれを知って、「早めに産まない決断と対処をする」にも「できるだけ前以て心や環境を準備して出産に臨む」にも、早めに知ることは必要だと思ったから。

何を選択するかは、実際に体の中に胎児を抱える妊婦さんが、また可能であればパートナーとしっかり話し合って、決断すれば良いと思う。
そしてそれを周りがどうこう言う事では無いとも。

さっき、私だったらどうしていたか分からないと言ったけれど、、、
それは「命なのだから、何がなんでも産んで育てる!」とまで断言できなかった自分がいるから。
なので、もしかすると「産まない」選択をしていたかもしれない、、、けど、やっぱり分からない。

ただ、いま子供が産まれて思うのは、出生前検査では分からない病気や異常は、以降の出産まで、出産中、産後、さらには日々成長していく中で、もっとたくさん出てくる可能性があるということ。
息子はいま19ヶ月で、幸い大きなケガや病気も無く育ってくれているけれど、まだまだこんなに小さいのだからこれからいくらでも病気などが見つかる可能性はある。

妊娠・出産・育児にあたり、まずはごく初期の胎児のチェックという意味で出生前検査は有効だと思う。
たしかに、妊婦さんにとってお腹の子供の状態はいつも気になることでストレスにもなるので、早く「異常無しと知って安心したい」気持ちも凄くよく理解できる。
でも、ただ安心するための検査ではなく、早めに得られる情報を得て早めに準備対応するための検査、として受けられれば良いのではないかと思う。
もちろん、受けたくない、知りたくない妊婦さんは受けなくて良いので、あくまでオプションで。


さて、
次回はもうちょっと思い出っぽい、アメリカ妊婦体験を書いてみます。

2017年の私の妊娠話。興味ある方はまた覗いてみてね 😊

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