フィラデルフィア日帰り ~人体標本が並ぶムター博物館、+カフェ情報
前回のイースタン州立刑務所に続き、、、
こちらはフィラデルフィア日帰り旅行のもう一つの目的地、LLAMAが「いつか連れていくね♪」とはりきってくれていた「ムター博物館」です。
古い洋館という雰囲気のエントランス。
で、、、
LLAMAがそんなにココをお勧めする理由とは、ココの特別感とは、、、
上記リンクで博物館のウェブサイトを、もしくは”ムター博物館”でググるとヒットする画像でも分かる通り、
標本、骨、モデルなどの、人体に関する資料が多数展示されている博物館だというところです。
リアルな人体標本の展示というと、「人体の不思議展」のような展示を思い出しますが、、、
ムター博物館は人体の...というよりも、病気や生まれつきの理由で異常や奇形が生じた体の例を主に展示しています。
もともと、そして今もこの博物館はThe College of Physicians of Philadelphia(フィラデルフィアの内科医の大学)の施設の一部として存在しています。
今日はちょうど独立記念日を迎えているアメリカですが、
1776年の独立前、18世紀なかばのアメリカで、はじめて「病院」そしてはじめての医学校が建設されたのがここフィラデルフィアだったこともあり、
政府の機関とともにアメリカ医療の最先端を担っていた街フィラデルフィアにつくられたムター博物館は医学の資料館としての役目を担ってきたのです。
ここには医療従事者や医者のタマゴの学生などが集まり、展示される人体例や医療記録などを閲覧し研究を重ねていたのでしょう。
有名博物館に比べれば小さ目のギャラリースペースですが、そこにはたくさんの展示物がところせましと置かれています。
メイン所蔵は主に「Wet Specimens: ホルマリン漬け」「Osteological Specimens: 骨格標本」「Models: 模型」「Instruments: 医療器具」です。
ヨーロッパ系を中心とする各民族の頭蓋骨標本が棚一面にずらりと並んでいたり、、、
西洋のコルセットや中国の纏足といったボディモディフィケーションで歪んだ骨格の実物見本、
また、筋肉欠陥ゆえに排便ができず10年間の便秘の末(なんでそんなに長い間放っていたのか!!!)とんでもない大きさに肥大した腸の標本など、、、
病気の影響をうけた人体の標本から、同じ人間の体にこんなことが起こり得るのかと驚く現象例などが展示されています。
ふだんは見えない自分の体の内側にも、骨があり肉があり血が流れ...こんな世界が広がっているのかと感慨深い気持ちなりながら、いま有るこの体に改めてのありがたさを感じたのでした。
そして時は夕方5時頃。
夕方の帰宅ラッシュを回避するため、もう少しフィラデルフィアでのんびりしてから帰路につくことに。
1776年7月アメリカ独立のとき、はじめて市民に「独立宣言」を知らせる際に打ち鳴らされ、後には奴隷解放運動や女性の市民権など、歴史のなかで『自由』の象徴となったフィラデルフィアのLiberty Bell(自由の鐘)を見に行き、、、
通りすがりに見つけたCafe Walnutへ立ち寄り。
アメリカでは珍しい... ボトル入りブラックコーヒーがありました!
コーヒーはブラックしか飲まないので、このボトルに心躍りましたが、、、
たくさん歩いて喉も乾き、フルーツパワーを欲していたのでフレッシュフルーツのスムージーを。
かんじよい店員さんが、個数をサービスしてくれた餡子の入った焼き菓子(まん丸いたい焼きみたいなもので中は粒あんぽい)も。
日の傾いた公園のベンチで一息ついてリフレッシュして、フィラデルフィアをあとにしました。
我が家から2時間少しで来れちゃうフィラデルフィア。
大きな美術館もあるので、また日帰りでも訪れてみたい場所です♪
やっぱり次回はぜひ、マルセル・デュシャンも見られるフィラデルフィア美術館で一日アート鑑賞をして過ごしてみたいな、、、とも思っています♪
心を込めて綴ります
↓↓↓ワンクリックで応援をよろしくお願いします
コメント
コメントを投稿