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イサカの"Buttermilk Falls"滝と地層の美しい渓谷+ナメクジの♥♥♥

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前回 に続き、イサカの バターミルクフォールズ(Buttermilk Falls) をご紹介します♪ そもそも「バターミルク」というこの名前はここに流れる水の様子を表しているのだそうです。 この渓流を流れる水は、上流から大小いくつもの滝を流れ落ちて滝の入口まで辿り着き、そして河川に注いでいきます。 滝に落ちるその都度、水が水面に打ちつけられて空気を含み、しだいにフォームのようにふんわり泡立った水が下流へと流れていきます。 白く空気を含んだ様子がバターミルクのようなので、この名前がついたそうです :-) 滝の横には歩道があり、いくつもの滝が現れる渓流の様子を見ながら上流へのハイキングを楽しむことができます。今回私達が歩いてきたところ :-) バターミルクフォールズの一番下流にあるなだらかな傾斜のような滝から、小さくサラサラと流れる滝、落差が大きく滝壺がカッポリと現れた滝など、様々な滝があります。 更にはここの地層が圧巻! というのも、バターミルクフォールズがあるイサカや更にはNY内陸部に位置するこのあたり一帯は、そのむかしむかし大昔(氷河期前のおはなし)、陸地ではなく水の底だったのだそうです。 その時代に泥や動物の死骸やミネラルや...が水底に堆積し、何層にも何層にも...何層にも...なって固まった地表がここの地層を作っています。 その後、氷河期・地殻変動などを経て水の底だったこの地が陸地となり、それに伴い流れだした水が何年もかけて地盤を侵食し、この渓谷を作りだしたのだそうです。 なので、、、ここで見られる地層は、薄く水平な層が幾重にも重なった「ミルフィーユ状」。 そしてそれが浸食された形状は、自然にできた形とは思えないくらい直線形の断面だったりきれいな円状のフォルムを見せてくれています。 同じNYでも私達の住むロックランドの地質とは全く異なります。 はじめて見るこの「ミルフィーユ状」の地層も大きなみどころでした♪ ・・・というかんじ。ここからは写真で♪ バターミルクフォールズの入口。傾斜状に流れる一番下流の滝です。冬はここが凍って溶けたキャンドルのようになるそうです。 滝の動植物も楽しみながら、写真も撮りながら、滝のそばをハイキング。 ...

マクドナルド、ウェグマンズ、滝、コーネル大学、埋葬式、奇跡の買い物etc...3日間のイサカ旅行

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3日間ほど家を離れ、NY州のアップステイト方面へ出かけてきました。 行先はロックランドのウチからハイウェイを乗り継いで3時間半~4時間弱程のIthacaという街。 日本語では「イサカ」かな? シラキュース、ロチェスター、ビンガムトンなどのNYアップステイトの主要都市から少し離れていて、しかも幹線ハイウェイが通っていない、というアクセスに関しては内陸の不便ささえかんじる場所ですが、 名門校コーネル大学があることで有名で、ファイブフィンガーレイクス地方の美しい自然に囲まれ多くの学生たちが住みやすいフレンドリーな街です。 そんなイサカへお出かけした3日間のダイジェストを。。。 1日目・・・ ロックランドの我が家からハイウェイをひた走ります。 見える緑の様子は、私が育った広島近辺の「中国山地」のかんじとよく似ているな~、なんて思いながら。 しかし、その広大さにはやっぱりアメリカを感じます。山並みも「広い」 そんな山間ドライブの途中、休憩と給油のために寄った、ハイウェイ出入口の小さな小さな集落。 ここにマクドナルドがあったので、小腹がすいていた私達はお手洗いも兼ねて立ち寄ることにしました。 そこで、感じた「なんとなくいつもと違う」雰囲気。 このマクドナルド内で、白人じゃないのは私だけだった! ふだんNYCの都市~近郊エリアで生活している私にとって、マイノリティ(と呼ばれる人達:アフリカ系、ラテン系、アジア系等の白人以外)がいないというのはとても稀です。 NY州でも内陸や田舎へ行くと、マイノリティが少ない、更には非常に保守的な人・風潮が顕著に見られるとはよく聞いていたけど、、、その一部を垣間見たかんじがしました。 そして午後にイサカへ到着。 ダウンタウンからほど近い場所に実はLLAMAのおばあちゃんの家があり、そこでLLAMAママ&パパと合流。 ちょっと休憩&談笑したのち、早めの夕飯をおばあちゃんのお家で。 その後、 ウェグマンズ という食品店がある近くのショッピングモールへでかけた私達。 このウェグマンズというスーパーがとても素敵で(笑) 普段の食材から高級食材やオーガニック品も充実していて、お店の雰囲気も良いのです。 そして更にはビールの売...

実は広くて田舎がいっぱいなNY州。私の地元「ロックランド」「ハドソンバレー」「アップステイト」はここ。

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今年の夏休みは日本への帰国もせずのんびり過ごしているおかげで、 地元ロックランドや、さらにここからアップステイト(田舎方面)へ足をのばしたエリアの、なかなか面白いスポットに遊びに行く機会に恵まれています♪ もちろん、観光地がいっぱいで有名なNYCに比べれば、それはそれは静かな田舎なのですが、 逆にローカルで地元民が遊びに行くような、またはNY州の大きな自然の中でリフレッシュできるような、 そんな場所に行ってみています。 せっかくなのでブログにもポストしたいと思っていますが、その前に、 そんな我が地元「ロックランド郡」、または同郡を含む「ハドソンバレー」という名のついたこの地域について、地理も併せて簡単にご紹介します。 ------------------------------------------------------------ 「ロックランド郡」を目指してズーム! アメリカ合衆国の地図上で、ニューヨーク州は右上に位置する薄いグリーンのところ。 ( http://www.state-maps.org/ より) ニューヨーク州などのある東海岸は、夏は高温多湿。そしてニューヨーク州の緯度は日本の青森あたりに相当するので、冬は寒く雪もよく降ります。 大きなアメリカ全土の中で見ているとなかなかピンとこないですが、実はニューヨーク州の面積は北海道の面積よりも大きいのです。 ただ、、、 「ニューヨーク」という言葉で誰もが連想するのは、高層ビルの摩天楼や自由の女神に象徴されるマンハッタン=『ニューヨークシティ』のイメージでしょう。 私もここに来るまではそうでした。 NY州外に住むアメリカ人も、だいたいそうみたいです。 でも、その都会『ニューヨークシティ』は、ニューヨーク州内の先っちょ、ごく小さい一部分だけの事。 ニューヨーク州を郡別に区切った以下の地図で見ると、右下の赤い○がニューヨークシティのエリア。 更には、マンハッタンは拡大図の中で名前を赤い□で囲った、あの小さなエリアです。  ( http://www.nysacho.org/i4a/pages/index.cfm?pageid=3713 より) ...