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スカルプチャーを仕上げて夏休み

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昨夜、深夜に最後のペーパー(論文)を完成させてメールで教授に提出し、、、 本日より、待ちに待った夏休みが始まりました! 期末のテストとペーパーで、本や記事を読んでリサーチしてはタイプして... パソコンに向かってばかりで肩~背中がガッチガチ。 『完徹も ひびく歳頃に なってきた』 そんな事を思いながらなんとか乗り切り、 久々の食糧買い出しに行った以外はうたた寝し、廃人のような一日で夏休みをスタートしました♪ セメスター最終日だった昨日の月曜日、 今セメスターに履修していたスカルプチャークラスの2つのプロジェクトも仕上げて来ました。 一つ目の課題だったレリーフ。 人物プロファイル(横顔)をレリーフ彫刻にする課題で、デザインは各々がチョイスして自由に。 オンラインで舞妓さん風の素敵な和装女性のプロファイルを見つけ、それに枠組みや桜イメージの花をまわりに組み合わせアレンジしたデザインにしました。 人の横顔は、、、 鼻の形から頬の張り具合、唇のほんのちょっとした角度やボリュームの違いで表情が変わり、全くの別人になってしまうので、 画像・写真で用意した2Dのモデルイメージから、顔の要素を忠実に構築した3Dのレリーフにしていくというのが課題でした。 眉から目のくぼみや頬~コメカミなど、骨の形を考えながら。。。 二つ目は全身の造形。 実際にヌードモデルさんを見ながら女性の全身を作りました。40㎝くらいの大きさ。 こっちは顔よりもボディ重視で、トルソ部分から始めて脚・腕・頭をつけていきました。 皮膚に覆われて見えないけれど、形やバランスをとるのに大事なアナトミー(骨格や筋肉)をしっかり意識しながら作ることが課題。 それはそれは、毎回とても楽しくて(笑) 黙々とひたすら造形する時間は、陶芸の時と同じように作業に没頭できるメディテーションのようで心地よかったのです♪  個人的には、、、こっちの全身スカルプチャーの方がより楽しかったです。 私のメジャーはアート系と言っても、作る方ではなく、その歴史とマネジメントを学ぶ方なので、今回のスカルプチャークラスは専攻には全く必要なく、 教授に相談し&...

私の陶芸作品「イガイガ」花瓶

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思いつきで不定期に更新する、私の陶芸作品シリーズ(と勝手にそう呼んでいます)第3回目。 (ずいぶん前ですが、 陶芸のきっかけと壺の話の1回目 と 毎日愛用しているお手製ディナーセットの2回目 も併せてどうぞ♪) 今回の作品は、これまた授業の課題とは別で、フリースタイルで作った花瓶。 名付けて・・・ 『イガイガ』 作り始めたときから、な~んとなく有機物っぽい雰囲気にしたくて、海のフジツボみたいなフォルムを目指し、ポッテリしながらクチが小さく窄まった形をロクロで作りました。 ロクロを回した後に「スリップ」という液体~クリーム状のクレイで色/模様をつけようと思ったのですが、 「スリップ」は少量ずつをポトポトと落としていくと、その先っちょが尖る(ちょうどホイップクリームやソフトクリームを絞り出すかんじ)のに気づいたので、 その様子を飾りにしてみようと思ったのです。 クチの周り(上部)からポトポトと始め、最初のうちはレザーにスタッズを打つような、パンクっぽいイメージで部分的に付けようと思っていたのですが、、、 この作業が楽しかったのと、どこまでいったら止めようかよく分からなくなってきたのとで、 結局、底(下部)のほうまでひたすらスリップを落としてはツノ状にして...を繰り返した結果..... 尚更パンク☆ 全体がスパイキーで、そして面白い事に、開始当初に目指していた有機物感も同時にアップしたのです。 (真上から) この時点で私としては「ドリアン」のような、南国の臭そうな(?)味の濃そうなフルーツっぽくしたくなり、 全体をイエローかオレンジのグレーズ(うわぐすり)で覆いたかったのですが、残念ながら希望のカラーがスタジオには存在せず、 色々考えた末の思いつきで、「Deep Blue」というネーミングのキレイな濃いブルーに決めました。 私の中ではまだ謎のフルーツ/食品というイメージだったので、それに自然の食品には稀でしかも食欲を減退させるカラー:ブルーを合わせると、気持ち悪さが増すかな...と思ったのです(笑) チラっとだけ見える内側は、あえてのピュアホワイトを組み合わせて。 こうして出来上がったこの作品。 ...

新年お年玉ニットキャップ

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「それならもう一個♪」とはりきって始めた 二つ目のニットキャップ は元旦に無事完成しました♪ 前回のカモフラ調のカーキカラーと雰囲気を変えて、ダークグレーのシンプルカラーでケーブル編みの模様をいれました。 キャップ自体のボリュームは一つ目よりも小さめで頭にすっぽりジャストのサイズですが、模様が入るぶんデザインにズレが出ないよう網目数を慎重にチェックしながらの作業で、思った以上に大変でした(笑) 何年ぶりかの久々の編み物で、すっかり忘れてしまっていた編み図記号の読み方などもその都度確認しながら思いだしつつ。 ケーブルのデザインも気に入ってくれて、さっそくまた喜んで被ってくれたLLAMA。いいかんじです♪ 一つ目のカモフラとこれと、とっかえひっかえ被ってくれています(この二つしか持っていないので(笑)) 喜んで使ってくれる人がいると作り甲斐があるってもんです♪ 心を込めて綴ります ↓↓↓ワンクリックで応援をよろしくお願いします にほんブログ村 にほんブログ村

LLAMAとニットキャップ

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冬休みに入って、家の片づけとクリスマスへのお呼ばれなどで、すっかりNYC僻地生活の日々です。 年末年始もパーティやお呼ばれの予定があるので(また美味しいものがしこたまたべられる!yay!!)、年が明けて家が片付いた頃に、美術館やギャラリー巡りをしに街(NYC)へ繰り出そうかな、と思っています。 というわけで、ここ最近はもっぱら家。 そしてクリスマス前に やっと始めた編み物 はこんなかんじで出来あがり♪ ネットで見つけた編み図をミックスしてアレンジして、、、大急ぎでしかも超ーシンプルなパターンにしたけど、なかなか良いようになりました♪ LLAMAがチョイスしたカーキ色ミックスの毛糸も編むとランダムなカモフラ柄になって良い具合です。 貰って困るギフトの定番「手編みの○○」ですが、LLAMA、似合ってるし本人も喜んでくれたので結果オーライでしょう♪ しかし、意外なことにニットキャップを持っていないLLAMA。 「チクチクして心地悪い」とか「この髭とロン毛で被るとあまりにポットヘッド(マリファナ常習のヒッピーガイ)っぽくなっちまう」という理由で避けていたらしい(笑) ・・・たしかにね、"dude... chill man..." な見た目になるのは間違いない(笑) しかし、今回のこのニットキャップが気に入ったのを機に、これからもっとニットキャップ被ってもいいかも♪って気分になったらしいのです。 なので、、、更に、もーいっちょ頑張ってみようと思います♪ 昨日からはじめた2つ目のニットキャップは、ケーブル編みの模様入り。そのぶん色はシンプルなダークグレーです。 これもネットで見つけた編み図を使い、今回はアレンジなしでそのまま編み図に従って作っています。 こんな編み物なんかがゆっくりできるのも冬休みのおかげさま♪ 陶芸や絵を描くことのように、何かを作る作業をしている最中というのはアタマの中に色んなことが浮かんできて結構な量の考え事をしながらであったり、又は「無」になっていたり(笑) 編み物も繰り返しの作業がメディテーションのような役割をしてくれて、やっていて心地よいのです♪ ふだんの学校の宿題やペーパー書きも、こんなふうに張り切って&捗ってできれば...

手作り挙式用に手作りヘッドピース

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ささやかな手作りウェディングに向け、準備しています。 先日のモールへの衣装さがしに引き続き・・・ 無料で借りられる場所を手配し、招待する知人にはメールでメッセージを送り、、、 私達2人とも宗教のこだわりがないので、「人を結婚させられる司式者の資格をもった」LLAMAの知人に式の取り仕切りを依頼し、無宗教スタイルでプランしています。 今日は宿題のあいまに気分転換も兼ね、フラワーヘッドピースを作りました。 手芸用品、ペインティングの道具や絵の具、いまはクリスマスのオーナメントなどもたくさん店頭に並ぶ、 Michaels というクラフト&ホビーグッズのお店で買った1本$2.99~の造花3本が材料です。 ブルーの花がついた1本を頭の大きさの輪にしてベースに、 そこに葉をランダムにワイヤーで留めて、そして白い花もワイヤーで留めて... こんなもんかな...で作ってみたヘッドピースも良い具合になりました♪ 見よう見まねのこんなでもモノを作っている時は楽しいもので、 しばし学校のリサーチペーパー書きや宿題のことを忘れ、没頭した楽しいヒトトキ。 このフラワーヘッドピース、当日までLLAMAのギターにひっかけてしばしの出番待ちです♪ 心を込めて綴ります ワンクリック↓↓↓で応援をよろしくお願いします にほんブログ村 にほんブログ村

私の陶芸作品「ディナーセット」

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コミカレで陶芸にチャレンジする機会を経て・・・のいきさつは 前回のポスト「私の陶芸作品1」 で長々と語った通りなのですが、 そんな土いじりが楽しくしてしかたなかったコミカレでの最後のセメスター、 このセメスターが終わったら「2年制卒業」というタイミングで私がとりかかったのは、食器一式作り! ウチら留学生はローカル学生の2倍の学費を払ってんだから、材料の土も2倍使ってやろうじゃないか!という(笑) 結果2倍どころの量じゃない土を消費して、教授には「こんなに作品作った生徒は他にいない!」とまで言われ「えへへ~(照)」と、褒められちゃった気分の能天気ぶりでしたが♪ というのも、卒業のタイミングでLLAMAといっしょに住む計画をたてていた私達。 私は以前の家で食器類は全て用意されており、自分の食器を所有していなかったため、LLAMAとの暮らしに持ちこめるものは無し。 LLAMAも「身軽なオトコ一人生活」だったため、必要最低限のプレート数枚、ボウル2個、カップ数個・・・というかんじ。 そこで「せっかくだし楽しいし作ってみるよ!」と、卒業目前ににいそいそと、ロクロぐるぐる・・・と大プロジェクトにとりかかったのです。 授業分に作品に差支えがなければ、いくらでも作って良いと言ってくれた心の広い教授♪ たぶん、、、まさか私がこんなに作るとは思ってもいなかったはず・・・ そんな教授の協力を得て、無事に焼き上がった我が家の「ディナーセット」です。 真ん中の極小皿以外はすべて2ピースずつ作りました。 型ごとに違うグレーズ(うわぐすり)を使ってそれぞれ違う色にしましたが、そこに「ブラシストロークで模様を入れる」というデザインで統一しセットっぽくしました。 ブラシではWeathered Greenというお気に入りのグレーズをどの型にも共通で使いました。 プレート(大) 何にでも使えて重宝する大きさです。 プレート(小) 日本の居酒屋などでよく使う取り皿サイズ♪ ボウル ご飯をいれてお茶碗にもなるし、アイスクリームにもちょうど良いし、小さいサラダボールにも。 ボウルの内側にブラシストローク、外側はブラシでグレーズを飛ばしてふりかけました。 カップ 夏にざるそばはこれで!と...

私の陶芸作品「壺onFIRE」+陶芸のきっかけ

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2年制のコミカレでは、セラミックス(陶芸)をアート(実技)の選択クラスとして履修しました。 絵も彫刻も写真も...色んなクラスに興味があったけれど、 これまでにチャレンジしたことが無かったもの&せっかくだから自宅で気軽にはできなさそうなもの、 という理由で選びました。 小学校の図工の時間に一度だけ、手捻りでやったことがあっただけでしたが、、、 結果、 あまりに面白くて夢中になってしまい、1セメスターの入門クラスでは飽き足らず、卒業に必要ではないのに更に中級クラスを履修した始末です。 2年間のコミカレ生活でしたが、中盤あたりからは、 キャンパス屋外では オーガニックガーデニングクラブ の畑で野菜収穫のために土をいじり、 キャンパスアートスタジオ内では壺や皿作りに土をいじり、、、 いつも土まみれな学生生活でした。 セラミックスのクラスは家で練習や課題制作ができないうえに、けっこうがっつり出てた宿題を仕上げるにはそれなりに時間もかかっていたため、他の授業やキャンパスアルバイトの合間を縫って、毎日アートスタジオに入り浸り・・・週末も学校に行きロクロに向かう・・・ 大変だった・・・のかもしれないけど、それ以上に夢中で没頭していたので、よい気分転換となりストレス発散となり、きっと私に合っていたのでしょう♪ 制作中の写真   (当時のルームメイトが撮ってくれました♪) 先生からも「WASABIはスタジオに住んでいるのかと思うくらいいつもここにいる!」と言われるくらい時間があればいつもロクロを回しに行ってたので(笑) 先生をはじめ、さらに上級クラスの生徒さん達とも仲良くなれたのは本当によかったです。 何事も思うようにならないうちは逆にストレスがたまる可能性大ですが、 ひととき勉強の事を忘れて制作に集中できるアートのクラスは、上手にスケジュールすれば留学生活のちょうどよいストレス解消になると思います♪ で、わたしはコミカレを卒業し、、、、 ロクロを回すあの時間が恋しいこの頃。。。 今はしばらく我慢していますが、 将来また時間を作って、必ずまた土をこねロクロをまわす、これが目標です。 と、たかだか8か月の陶芸歴の熱い話で前置きが長くなったことろ...