インダストリアル St. Patrick's Cathedral
先日、再び学校の課題のためにMoMAへ向かっていたとき・・・
朝いちばんで時間もあったしLLAMAと一緒だったので、
「セントパトリック教会に寄ってみない?」と、5番街を渡って何気なく久々に足を運んでみました。
すると・・・ 「!!!? なんかいつもと違う!」
永遠に組まれていた工事の足場が無くなり、聖堂の外観が見えるようになっているじゃないですか!
いつからこうなって(...というか元の美しい姿が見えるようになって)いたのでしょうか。。。
なんだかとっても久しぶりに見たような気がします。
中にも入ってみようと入口に回ったら、
大がかりな工事を物語るべく、まだまだこれから使うのであろうオレンジ×黒で「セントパトリック」とラベルが貼られた資材が、、、 なんともシュールでした。
聖堂内のネイブ(中央の回廊)から振り向いて見えるエントランス側。ゴシックスタイルの尖がったアーチの高~い天井が素敵です♪
聖堂内サイドの壁際に並ぶ各聖人を祀るアルター(祭壇)とステンドグラス。外からの光がカラフルなステンドグラスを映し出し美しいです。
神や宗教からほど遠いワタシながら、、、
「現代のようなテクノロジーもない時代に、人間というのは壮大なものを作り上げたものだ・・・」
と、当時の人達の神を信じ称えるその気持ちが成せる力の大きさを感じます。
裏を返せば... どうか...そんな一心な気持ち故に人が盲目となることがなくなりますように...
などとも思いながら。。。
そんなワタシ、
外の足場が外されたものの、今度は内装への着手がどんどん大がかりになって来ているサマに、ひどく興味をそそられました。
というのも、ネイブを進んだ先にある聖堂の真ん中、メインのような場所はこんなふうに!
真ん中に見える十字架と天蓋のついたメインの祭壇の両サイド&天井は、迫りくる工事の足場。
教会の雰囲気だいなし・・・ と思われそうですが、
幾何学模様に組まれた足場の、インダストリアル素材:鉄のつめた~いかんじが、
アーチや窓枠など建築全ての幾何学と、ゴシックスタイルの鋭角なフォルムが与える鋭く強い印象といっしょに存在し、
トキメキました、私。
※宗教上で一番大事とされるチャペル(写真の祭壇の後ろ側に位置する、神聖な場所。写真撮影は禁止。)は足場に囲まれながらもきちんと確保されています。
こんな、鉄骨が張り巡らされた内装のセントパトリック聖堂も今だけかも♪と思うバチあたりな私。
しかし、多くの人々が祈りを捧げてきた神聖な場所としての聖堂、計算された建築にインダストリアルな足場や工事用の照明、そこに集まる観光客ビジター(私も含め)、そのそばで膝をつき静かに祈る教徒さんらしき人たち。
ビジターには「足場が邪魔で内装が見えないじゃん」と思う人、きっとたくさんいるでしょうね。
そんな、あれこれの並置&共存を、
ふと足をのばし久しぶりに入ったセントパトリック教会で、興味深く思ったのでした。
心を込めて綴ります
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