2017年の妊婦話:クリニックでの食事指導

前回の血糖値検査で少し触れた、私が受けた食事指導をもう少し詳しく。。。

妊婦にとって、それが直接胎児の血となり肉となる自分の食事はとても大事。
私が通った出産前クリニックでも何度か食事に関する指導があった。

ただ、、、
アメリカに住みながらも、食べているものはきっと日本のみなさんと大きな変わりはない我が家。
日本食好きの夫のおかげで、また料理嫌いの自分のおかげで、家での食事にはもっぱら「簡単有り合わせの日本の家ご飯ぽいの」が並ぶこと多し。
レシピを見てまでファンシーなものを作る気が無いダメ嫁ゆえのこと。
そして、夫も私も野菜好きで、肉はほどほどで良く、できれば美味しい魚が食べたいタイプ。
そうなると、食事指導をする側からすると、あまり指導する部分が無いみたい。

というのも、私が通った庶民派クリニックで検診を受る人達は、いわゆる有色人種のマイノリティと呼ばれる人達、または生活保護を受けている家庭の妊婦さんの来院も多いところ。
食費を削って生活する人たちは、日々の食事もジャンクフードに頼りがちな現実もある。
$10で買えるものは、ファストフード店ならセット2人前。でも同じ$10で、栄養バランスを考えたサラダは1つ買えるか買えないか。)
そのような人達にする、「ジャンクフードや冷凍食品は控えてね。ソーダやジュースは砂糖がいっぱいだからね。」という食事指導からすると、我が家の質素な日本ご飯には野菜・ミネラル・食物繊維も多く、脂質もコレステロールもカロリーも控えめで優良らしい。

概ね問題が無かった私の食生活。
しかし、指摘されたものがひとつ、、、それはカルシウム。
とにかく「牛乳を飲め」と。

でも牛乳あんまり好きじゃない。
牛乳を飲まずしてどうやってカルシウムを摂ろうかと考え、ヨーグルトにしてみたり、チーズに置き換えてみたりもした。
日本にいれば、小魚や高野豆腐や小松菜やと身近に色々カルシウム食品があるけれど、こっちではなかなか。
日系・アジア系スーパーに行けば手に入るけれど、どうしても割高なので毎日の贅沢はできない。

私が経験したこちらの食事指導でカルシウムといえば、とにかく牛乳。牛乳を飲んでれば良いからと言われる。
しょうがないので思い出したように時には牛乳を飲んでみたけれど、あまり進まないし毎日続かない。
小魚・高野豆腐・小松菜だったら毎日でも平気なのに。。。
結局、時々カルシウムのサプリメントを摂取し、できるだけヨーグルトやチーズをまめに取るようにした。


もうひとつ印象深かったのは、魚に関する指導。
まず、寿司・刺身はダメと言われた。
生魚なので「ダメ」の対象になるのは納得いく、、、けど、聞くところによると、日本の妊婦さんは、あっさり食べやすいものとして寿司を好んで食べることもあるとか。。。(本当ですか?)
もちろん、新鮮なものであることが基本だろうけど、こちらでの「とりあえず寿司・刺身(生魚)はダメ」というスタンスとは違うっぽい。
そして、大型魚は含む水銀濃度が高いため、調理したものであっても避けるようにと言われた。
たしか、、、OKな魚と危険な魚が描かれた、図解のメモももらった。
それはここのサイトで紹介されているようなかんじで、魚のイラストと水銀含有量の多い・少ないが書かれたものだった。


というかんじで、私が受けた食事指導の主なものは、先日の「糖尿病検査」で触れた、炭水化物とカルシウムと魚。
できるだけは気をつけて、それがどれだけ影響したのかはわからないけど、、、

おかげ様で、その頃お腹の中では、元気で頑丈な息子が育ってくれていたようです。


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