大事なギターをアメリカまで持って来た時のこと・・・

昨日のポストを書きながら思い出した、2年前の夏に日本からギターを持って来た時のことをご紹介 :-)

我が家のリビングにある2本のギター。右の赤っぽいのがLLAMAの、左の黄色っぽいのが私のです。
因みにその間にかけた素敵なペインティングは、NYCのピアノアートでもご紹介したお友達Yukiさんの作品。とても気に入っています♪
その上の斧や鎖カタビラなどはお気になさらず。

この私のギターは、日本にいた頃から使っているもので、かれこれ...17年くらい...の大事な相棒ギターなのです。

とはいえ、2012年の初めの渡米の際は荷物を最小限に抑えようと、一度は日本の実家においてきたギター。しかし、その一年後の2013年に帰省した際、やっぱりこいつもアメリカに連れて行こう!と思い、一緒にアメリカに入国したのです。
このギターはアメリカ製なので、ギターにとっては久々の帰国ですね♪



では、その時の経験談です。

まず、ケースの用意をしました。

大事なギターを持って国境を超えるとなると、長時間フライトや移動中に破損などなく無事にギターが目的地に着けるか、というのが一番大事&気がかりだと思います。
なので、まずはケースについてのリサーチをし、ギターを持ってフライトした事のある知人のアドバイスも聞き、新しいケースを用意しました。

飛行機でのチェックイン荷物となるとスーツケースのように投げられたりガタガタと扱われたり...の可能性もあります。
もともとこのギターのメーカー「ギブソン」の頑丈な専用ハードケース(中がセクシーカラーの古いこのタイプ)を使っていましたが、ケース内でケースとギターが接地しない空間が多くあるつくりで、その隙間ゆえサポートが不十分になり破損もし得るということを知り、中の構造がギターにピッタリとフィットするものを用意しました。
中はこんなかんじで、ヘッド周り以外はケースがギター本体に密着。念には念を入れ、ヘッド周りにできる隙間には荷物のTシャツを詰めてクッションにしておきました♪
更にはストラップ2本付でバックパックのように背負える構造は、スーツケースや荷物で両手がふさがる長距離移動には便利でした。



そして飛行機搭乗時は預ける荷物としてチェックイン。

前もってネットで調べていると、「ギターは機内に持ち込めた」という体験談もありましたが、私の場合はスーツケース同様にチェックインとなり、機内には持ち込めませんでした。

広島(全日空)⇒成田(DELTA航空)⇒シアトル(DELTA航空)⇒ニューヨークJFK

この旅程での様子は以下のかんじ。

★広島空港:全日空カウンターでチェックイン
「楽器なので注意を払い大事にお取扱いしますが、万が一の破損には責任は負いかねます」という説明を受け、「同意のもと責任追及はいたしません」という内容の書類にサイン。
その書類と私のギターを受け取った全日空スタッフのお姉さん。更に専用の別箱(ギターケースがすっぽり入る蓋付長方形の箱)にそっと入れて、中身が動かないように固定るすベルトを絞めて蓋をして、ベルトコンベアに流れていくスーツケースや荷物とは別にカウンター後で保管されていました。
しっかり梱包&取扱いしてくれる様子に安心した私。

★成田空港:国際線乗継前に一度荷物をピックアップ
ギターがどんなふうに届くのか分からないまま、チェックイン荷物が出てくるターンテーブル横でスーツケースをピックしようと待っていると、近くに台車をゴロゴロと押してくる空港スタッフさんが。
ターンテーブルにゴロンッ...と出てくるスーツケースとは別に、私のギターを手押しで運んできてくれました。
見えないところではどんな扱いされているかは分かりませんが、こうして別っこで大事に扱ってくれてる様子に、気持ちは更に安心した私。
「こんなかんじなら無事にNYまで届きそうだ♪」と思いました。

★成田空港:デルタ航空カウンターでチェックイン
広島出発時のように、(航空会社もアライアンスも違うので)再度「責任は負いかねます」&「追及しません」の説明と書類をやりとりし、スーツケースと一緒にチェックイン。
しかしここでは特別な梱包無し。チェックインカウンター後のベルトコンベアに乗せられ、スーツケースと並んで流れていきました。。。
「あ、、、梱包無い...の?」と、先の全日空の梱包の様子を見ていただけにちょっと不安になりました。

★シアトル空港:入国&税関のために再びピックアップ
ふたたびターンテーブル横でスーツケース待ち、成田空港の時のような「台車にのったギターケース」がやってくるのかな...と思いながら。
でもやって来ない。先にスーツケースが出てきたのでピックアップして更にギター待ち。いくら待ってもやってこないので、ターンテーブルの周りをウロウロしていると、バゲージクレームの片隅に箱や大きな荷物が積まれた一画を発見。
その中に・・・あった、私のギター。
「置き去りとか、誰かに持って行かれちゃったりとかすると大変じゃん!」と、やっぱり先の台車に乗って空港スタッフ付添のもと出てきた様子を見ていただけに、さらに不安に。

★シアトル空港:乗継のため再びチェックイン
税関を通り、乗継便のために改めてギターを預ける。
さっきの様子を見てるから梱包の期待はしない。更には乗継なので、既についた「JFK行」のタグだけ確認し、そしてやっぱりヒョイとベルトコンベアに乗せられスーツケースと一緒に流れていった。
「中身が無事でありますように。NYに一緒に到着できますように。」と思う。。。

★ニューヨークJFK空港:最後のピックアップ
もう荷台に乗ってやってくる事は期待していなかったので、スーツケースを待つ間、さっきのシアトルであったようなターンテーブル脇に別っこに積まれた荷物群がないか、先にウロウロ。
でもそんな様子の荷物は無い。ので、「まだバゲージクレームまで届いていないのかな。そのうちゴロゴロと他の人達の荷物と一緒に荷台にまとめられてやってくるのかも」と思いながら、ターンテーブルに出て来るであろうスーツケースと併せて荷台の登場を待ちました。
すると、私のギターがやって来た・・・ ターンテーブルから「ゴロンッ...」と (T_T)
そしてその後スーツケースも出てきました。



と、こんなかんじで、NYに近づくにつれて取扱いが雑になっていった、とういのが私個人の経験談。

結果、心配した破損・遅延・紛失はなく、無事にいっしょに持って来られたのが何よりだったので、
航空会社や空港によって荷物の取り扱いも様々だということを実際に見られて、おもしろい経験でした。

ご参考までに♪

そして、もしもギターのような楽器や特別な&大事な品をチェックインする際は、準備や梱包をぬかりなく!
大事な荷物ですから入念に :-)


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コメント

  1. ギブソンのふぁっふぁっのギターケースを見ると、いつも、人型のケースがあったら、冬に入って眠りたいと思う。そして、そのままWASABIさんにNYに連れてって貰うって言う案はどうでしょ?しかしギブソンのギターケースは優秀ですね。さすがトラックの荷台に乗せて走っても平気なだけはありますね。

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    1. meatさん、
      そうですよ。あの茶色×エロいカラーのケースは頑丈で、いまでも実家で健在です。
      それとエフェクターボードを両手にヒョイとかかえて、玄関先まで出てきていたウチのおばあちゃんの強者ぶりは伝説ですね♪

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  2. うむむ・・・ギターケースも、奥が深いのですね。
    アメリカまで連れてきてもらえて、ギターも嬉しいでしょうね^^
    そういえば、メジャーなオーケストラのクラシック奏者は、ツアーの時、楽器のために一席航空券を取ると聞きましたが、機内持ち込みができないゆえと、この記事を読んでわかりました。

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    1. kawamukoさん、そうですよねー。プロオーケストラの楽器なんて絶対にチェックインできないですよね。万が一なんてあってはいけないでしょうから。
      私もいろいろググってみた時には、古い情報では機内に持ち込んだとか、たまたま空席だったとなりのシートに置いておいただとか、そんな情報も目にしました。
      小さく分解したり規定サイズにおさまるケースの楽器なら機内に持ち込むのでしょうが、基本的に大型イレギュラーサイズのものはチェックインなので、きっとみんなしっかり梱包して無事の再会を祈りながら預けるのだと思います。

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