これも政府シャットダウンの影響かしら

アメリカ政府はまだ一部がシャットダウンしたまま。もう1ヶ月近くになる。

これも「壁作りに協力しないんなら、強制シャットダウンするから」という現大統領のオフレによるもの。このシャットダウンに関連する政府機関で働く人達は、この間お給料がもらえない状況が続いている。

先日の日本帰省からの帰り、アメリカ再入国で通過する空港の入国審査はTSA(アメリカ運輸保安局)の管轄で、ここで働く人達(入国審査官など)もシャットダウンでお給料が出ないまま働いているらしい。
払われないお給料は政府が再開すれば後に貰えるらしいけれど、まず今「家賃払えない」「今月ローン返済できない」はたまた「食費が無い」などの問題に直面している人もたくさんいるらしい。

そんな状況なので、お金が出ない仕事に来るくらいならと病欠してみたり、または何も届けること無く「やってられない」とただ欠勤する人も出ているという。

その最中にアメリカ再入国したので、夫とは「この状況が吉か凶かは通過してみないと分かんないね」と飛行機を降りて入国審査場へと進んだ。

ただでさえ長い時間を要するアメリカの入国審査。その審査具合も審査官の匙加減しだいとも言うので、「やってられない」気分でテキトーに審査されいつもより早く審査パスすれば「吉」。「やってられない」不機嫌な審査官にでもあたり再び別室送りで長時間となれば「凶」というところ。

東京から12時間のフライト後やっと着いたJFKの入国審査場。いつも通り外国人パスポート用には長蛇の列。加えて動く気配無し。

私はアメリカパスポートを持つ夫と息子と共に家族で入国するので、アメリカパスポート用窓口側へ向かった。外国人用側に比べれば列はだいぶ短いものの、こちらも動く気配無し。しかも何台もズラリ並ぶ審査処理用マシーンには全て「out of order (故障中)」の貼紙で、電子は機能していない。


そして列の先には、審査官が座る窓口が2箇所のみ。

JFK空港で、こんなにカウンター窓口があるのに、審査官がたった2人とは。。。列も動かないはずだ。

と、思っていた矢先、こちらアメリカパスポート側はテンポ良くスルスルと進み始め、やがて我が家の番。
3人分、しかもいつも長々とチェックされる非米国人の私がいるのでそれなりに時間がかかるだろうと思いきや、日本人として日本へ入国する時並のスピード処理だった。パスポートとグリーンカードをチェックし、写真を撮って終わり。

、、、、あれ?指紋は?

とられませんでした(こんな簡易なのはじめて)

その先は、スーツケースをピックアップして税関申告の方へ。
私が見た目アジア人だからか、以前「申告する物はないか?魚の乾物や海藻とか?」というなかば差別発言のような質問をされたことのあるところ。
その申告所も背後の扉を出てしまえば入国完了という、空港としては最後の砦となるチェックポイントなのだけど、、、

、、、あれ?誰もいない。

係員おらず、もちろん「乾物持ってるか?」の質問もなく扉へ直進。
引き続きスルスルと入国・到着を果たし、帰路へついたのでした。

係員が非常に少なかったのが政府のシャットダウンの影響かどうかは分からない。
しかし、壁、、、よりもお空の玄関口の空港のセキュリティをしっかりした方が良いんじゃないのかと思うのだけど。

それにしても、今回はとてもとてもスムーズなアメリカ再入国だった。



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