日帰りペンシルベニアでColumcille Megalith Parkとローカルダイナー

LLAMAと揃ってまる一日休日となった昨日、ドライブ気分でペンシルベニア州まで遊びに行って来ました。

ウチから車で約1時間半ほど。向かった先はココ、Columcille Megalith Park

ハイウェイI-80でニュージャージー州を横断し、州境のデラウェア川を渡ってペンシルバニア州の山間を走ったところに位置しています。

そんな山の中にあるmegalith park。
megalithとは、イギリスのストーンヘンジなどに見られるような巨大な石や岩のこと。
公園敷地内には大きな石が組み合わさったり地面に立てられたりして配置されており、そこをハイキング感覚で自由に歩き回れるのです。

ただし、大騒ぎ、石に上る行為は禁止されています。
ストーンヘンジでも言われているように、この巨大な石が据えられたこの場所は、自然崇拝や自然とのユニオンの目的で作られた神聖な場所なのだそうです。

チャペル、又は神殿のような建造物もあります。

とはいえ、とくに何かの宗教や信仰にこだわるような堅苦しいものではなく、誰でもウェルカム。自然の中で自然と一緒になって、各々の時間を心豊かに過ごしましょう、という目的での公園です。

基本的には、ケルト系の"pagan"様式で作られています。

"pagan"という言葉、単なる英語を訳す感覚だと日本語では「異教徒」という意味になり、それだけではちょっとイメージ伝わりにくいのですが。。。
"pagan"はメジャーな宗教(キリスト教・イスラム教・ユダヤ教など)に対しての『マイナーな信仰』のことを指し、特に多神教&自然崇拝であったりもします。

そうですね、、、日本の『神道』がまさにそれです。


そんな巨大な石があちこちに据えられた公園。
新緑の季節にはまだ早いので、園内は林の中のようですが、緑が茂る東海岸の夏のがやってくるとここも豊かな森になるのでしょう。



ストーンヘンジっぽい「Thor's Gate」と名付けられた巨石の門。神社の鳥居っぽいでしょ♪



「Labyrinth」
迷路です。入口から辿っていくと中央に到着します。見た目以上に結構な距離をグルグルと歩く構造。


アイルランドの修道僧の名がつけられた、「St. Columba Chapel」という小さな石造りのチャペルもありました。


小さなドアを開けて中に入ると、グリーンに色づいたステンドグラス窓から光が差し込む六角形の中央に、大きな岩。
壁際にいくつかの長椅子が置かれているだけで、あとは何も無い空間。ひんやり、とても静かで落ち着きます。

お天気は全体に雲がかかりまずまずの空模様でしたが、増してきた春の暖かさと青空がのぞくのを楽しみに、実はお弁当持参で行って来た私達♪
ベンチとテーブルのあるコーナーで、paganのmegalithを眺めながらアウトドアランチにしました♪

敷地の隅に見つけた、小さなトレーラーハウスのお土産屋さん&ライブラリーコーナー。
ここ、信頼と思いやりで成り立つ完全な『無人制』でした。
壁際にはグッズや本やパンフレットなどの物販コーナー、奥には本棚とそこに座って読書できるようにと長いソファが一つ。入口傍にはセルフサービスのコーヒースタンドコーナーまでも。
そして、「商品代金は奥の募金箱へお入れ下さい」と「お帰りの際は全ての電気を切って退出してください」の張り紙のみ。
NYトライステートエリア暮らしですっかり忘れていた、日本のイナカの無人野菜販売所にみるあの人の信頼感...久しぶりに感じました。


その後はまた少しのんびりし、空もちょっとずつ晴れて来たのでドライブがてら少しローカル道を通ってみることに。
Columcille Megalith Parkの近くのBangorという小さな町を通り、ここらでちょっとコーヒータイムにと立ち寄ったこのレストラン、「Trolley Shops Restaurant」。

アメリカンダイナースタイルで、お客さんは地元の茶飲み友達らしきおじいちゃんおばあちゃんが2組。小さな町の平日の午後感たっぷり、ゆったりのんびりで落ち着きます♪


窓際コーヒータイム♪


小さなカフェならコーヒーだけで、、、と思っていましたが、ゆったり雰囲気のダイナーでしっかり席についてしまったので(笑)おやつにマフィンもオーダー♪

ブルーベリーとコーンのマフィンをどちらもトーストでオーダーしたのですが、真ん中で二つに割ったところにバターを塗って(おそらく)そこをグリドルでジュ~っと焼いて温めた、中はホクホク&焼いた表面サックサクのおいしいマフィンが出てきました♪とてもおいしかった!

良い雰囲気でお店もとっても清潔で、今度はご飯も食べてみたいねぇ~♪なんて話しながらのお会計。

7ドル11セント! 安い!!!
心地良さと美味しさと... そして2人分でこの値段!?とビックリです。

NYCだと、なんてことないチェーン店カフェでコーヒー1杯とマフィン1個の1人分のお会計でも同じくらいになる。
しかもアルバイトのキャッシャーは愛想悪いし床はベタベタだったりするし、マフィンは冷たい(ましてやサックサクなんて...)。
このレストランが小さな町価格であるのも確かだろうけど、弱小市民なアタクシは、普段目にする街の物価の高さを改めて感じたのでした。


春がやって来て暖かくなってきたし、ウチから1時間半程と気軽な距離なので、緑が多くなってきた頃にまた来たいね、と言いながらNY州ロックランドへの帰路へ。

途中、暖かくなってくると我が家がよく利用するFarm Marketの「Auntie El's」へ寄って、鉢植え用のハーブを数種類とパンパーニッケルのパンを買って帰りました。

待ち遠しかった春がやって来たので、今年もLLAMAはせっせとガーデニングの準備を進めています♪




オマケ...
I-80でペンシルベニア州に入ってすぐのところにあるビジターセンターの、このおかしなセリフの看板で写真を撮りたく、

「撮ってやるよ♪」と好意で申し出てくれた通りがかりのおっちゃんにお願いしたのだけど、、、


だいぶ傾いちゃってんね(笑)


・・・ま、いっか。思い出(笑)


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コメント

  1. お写真見て、アイルランドのスケリグ・マイケル行った時の事思い出したんですが、やはりケルト系だったんですね。

    信頼のトレーラー・ライブラリー、いいですね~・・
    ロックランドも、私の家の地域は郵便屋さんが全住人の顔憶えていて、郵便のピックアップでもID出したことないのですが(笑)、これが隣のウエストチェスターの郵便局行くと、いきなり事務的で、都会は違うなー、と感じます笑

    アウトドアでお弁当、いいですねー。
    あーお花見行きたい・・・




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    返信
    1. 日本はちょうどいま桜の頃ですね!日本の桜風景に刺激され、お弁当を持って行った私達です(笑)
      スケリグ マイケルってあのアイルランドっぽい崖の島ですよね!あそこに行かれたことがるんですね!いいなぁ~。ステキだろうなぁ~♪
      私は想像する限りですが(笑)Columcilleも自然と石の積み重ねのかんじは、ケルトのpaganイメージでした♪
      しかしkawamukoさんエリアの郵便屋さん凄い記憶力ですね!ウチのあたりでは無理ですよ(笑)IDは必須です!

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