経験談:行先選び

留学をプランする中で、行先を決めることは大事な要因の一つになると思います。

アメリカに限って言ったとしても、大きな国で各地各色の街/町が存在するので選択肢もたくさんです。

例えば、行きたい大学が決まっている、又は親戚や知人のいる所の近くで...などの明確な理由が無い場合はなおさら、選択肢はアメリカ全土にも及びかねません。

私もプラン中はそんな状態（もともとビジネス専攻で考えていたので、ビジネスメジャーなんてどこの学校にもある！）で、今いるNY州だけでなく各州が検討の対象でした。

やっぱり・・・前回の経験談１でも書いたとおり社会人して貯金して～の渡航だったので、費用はおおきなネックでした。

学費の安い公立校で生活費（とくに家賃と食費）をとことん抑えられるイナカがいいかも！と費用優先で南部～ど真ん中のアラバマやオクラホマやアーカンソーや...も候補にありました。

そしてNY州でもカナダ国境に近い山やもっともっとイナカの立地も検討。

その反面、気候の良さそうなカリフォルニアや、オーガニック＆アートのシアトルもいいな...と思ったり。フロリダやハワイのビーチもステキ～♪とか。

・・・まぁ、こうなるとキリがありません(笑)

費用・気候・田舎/郊外/都会・イメージ（雰囲気）、または治安や交通の便をが大きな要因になると思うので、それで行先が決まれば良いのでしょうが・・・・

それでもあれこれ考え、貯めたお金を最も有効に使いたい！と思うあまりなかなか決めかねていたワタシ。

ある日、知人からの鶴の一声

「自分で貯めたせっかくの大事なお金を使うんだから、一番"好き"な場所へ行ったらいいよ。」

ワタシ

『NY！』

あまりにもシンプルに開眼し、すんなり決定しました(笑)　その知人のおかげさまです(笑)

彼のアドバイスは「お金は大事だけどそればかり心配＆優先するあまり何もないイナカで細く長く...数年を過ごすより、好きなところで好きなものを見て感じて、興味のあることをいっぱい吸収できる内容の濃い時間のためにお金を使った方がいい、自分で貯めた大事なお金ならなおさら！」という内容。

もちろん、学校で学ぶ事が第一ですし、どこに行っても何を吸収できるか、また人との出会いのチャンスを活用できるか、は人それぞれです。

誘惑物の少なそうなイナカの環境で、大学寮に入ってしっかり勉強に集中する！のも良い選択です。

しかし、（言わなきゃバレない！と信じてはみつつも）もう30すぎの私は若い学生ではない(笑)ので、ハウジングが見つかりにくいイナカの大学で学生寮生活、は私にとってはベスト環境ではなかったし、

学校外の社会でもオトナ年齢の人脈が欲しいし、アートや音楽などの興味のある文化的なものにもたくさん触れたかったので、

出てきた選択肢は一つ、NYでした♪

思えば約15年前...

友達の誘いがきっかけで訪れ、一カ月間遊びながら＆友達の仕事をお手伝いしながら滞在したNYの街はいつも「また絶対に行きたい場所」となって心の中にあり、

今それが（郊外生活ながら）実現されています。

2000年、21歳(笑)アッパーウェストの滞在した安ホステル前の行きつけデリ(笑)

この時の楽しかった思い出がまた私をNYに来させた...とでも言いましょうか。

15年前、友達のおかげでNYに来る機会があり、

そこで出会った人や体験したことでNYが好きになり、

知人のアドバイスのおかげでNYに決定し、

今は、こうしてNYで（郊外住まいですが）自分の選択に満足＆ここに来てよかったと思っています。

で、、、私の経験より、、、

・行先選びは「ここに行きたい」の感覚を大事にしても良いと思います。治安などは気になるところですが、どこの街や地域にも危険/大丈夫なエリアはあるので、まず行きたい場所を選びそれからその周りをリサーチし住処＆生活圏を決めても良いと思います。

・もしもいくつかの候補地で迷ったら...ひとりシミュレーション（妄想！(笑)）

例えば候補地AとBで迷っていたとしたら... 『自分がAに決定し、他の誰か（友達でも誰でもいいので）がBに決定した状況を想像した時の気持ち』と、その逆で『自分がBを選び、他の誰かがAを選んだ状況を想像した時の気持ち』を比較(笑)

もしも「えー、私もやっぱりそっちがいい！」と他の誰かの選択肢に思うようであれば、そっちに行きたい気持ちが強いのかも・・・です(笑)

・それで選んだ場所であれば、「この街が好きだから」「自分の好みで選んだから」という気持ちは、勉強や生活だと感じる時でも頑張るための支えになるはずです♪

何か惹かれる好きな場所、という感覚はきっと大事です♪

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