時代を越えてロマン

うまく空気をよんでくれたか、家族ディナーの2時間半、ぶっ通しでしっかり眠っていてくれた息子。

しかしその前後はリビング~キッチン~廊下~各寝室と動き回り、あっちこっちで色んなものをいじっては楽しそうにしていた。

彼のメインの居場所(プレイエリア)はリビングの一画。
大きな窓のある傍に、お義父さんお義母さんがプレイマットを敷いて、息子の遊び場を作ってくれている。
そのカラフルなプレイマットの一画には、子供用のテーブルやプラスティックのおもちゃも用意されているのだけど、中には木製だったり時代を感じるデザインのものもたくさんある。

例えばこの子供用ロッキングチェアに座ったテディベア。
 なんだかシックでアンティークな雰囲気。それもそのはず、これは夫LLAMAが小さい頃に所有していたテディベア。LLAMAはアメリカ産まれながら幼少期をドイツで過ごしたので、テディベアはドイツ製。

そして更に小さなロッキングチェアは、なんとLLAMA母、息子にとってはおばあちゃんがベビーの頃に使っていたもの。とても良い状態で大事に保管されていたのがすばらしい。

こっちにはLLAMAが使っていたワゴン。ときどき息子はこれに乗っかって、おじいちゃんに引っ張ってもらい、ゲラゲラと笑いながら大喜びをしている。
 よく見ると、そのワゴン上にはコロンと転がるネズミのぬいぐるみがいる。
これはLLAMAのお気に入りのネズミ君だったらしいのだが、とあるTV番組で「バイクに乗るネズミ」というのを見てそのネズミがライダースジャケットを着ていたことから、幼きLLAMAは自分でお裁縫してネズミ君にも小さな上着を着せてあげた思い出があるらしい。

ほら、なのでこんなステッチ付きの上着を着ているんだって。(かわいい思い出じゃん!)
 小さなぬいぐるみの中には、息子のお昼寝ベッドに置かれているこんなニャンコもいる。
こっちはLLAMA父、息子のおじいちゃんが幼少の頃に気に入って持っていたぬいぐるみ。
 LLAMA父は「ずーと持ってたから、毛並みも薄くなってるところあるし、髭も片方無くなってるけどね」と言うけれど、まだまだ現役。何十年も本当に大事に保管してもらっていたんだと思う。

お昼寝ベッドの横には、子供サイズのデスクと椅子のセットがある
これはお義父さんの妹が子供のころに使っていたものらしい。
お義母さんが「天板に傷が目立つから、家具屋さんに出して仕上げ直ししてもらおうと思ってる」と言うこのデスクは、重たいオーク素材だけどそのぶんしっかりした作りで長く使えるもの。

おじいちゃんおばあちゃんの時代の物が大事に保管してある。そしてまた孫が使えるようにと手入れをする。
カラフルなプラスティックもかわいくて楽しいけれど、それには無い時代や歴史を感じさせる古いおもちゃや子供用品にロマンを感じて幸せな気持ちになる♪


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