Oh My God(s)
人工中絶反対を唱える人達とそのプラカードサインの光景。
この交差点には、Planned Parenthoodという人工中絶手術や避妊薬の処方を行う機関の施設があり、それに反対する人達や団体=避妊や人工中絶に反対する人達が時々、とくにこういうお天気の良い週末などに、抗議のサインを掲げているのです。
人口中絶に関しては、「推奨するべき良いもの」とは思わないけど、やむを得ない事情の場合は選択肢の一つとしてあって良い、と私は思っています。
ただ、「やむを得ない事情だろうがなんだろうが、絶対に反対」という人達もいるのです。「命を絶やすことをしてはいけない」というのが理由。
そいう言われると難しい話なんです。
しかし、ここでよく言われるのは、「ではそれがレイプでの妊娠だった場合は?」「母体の命が脅かされる危険な妊娠であった場合は?」という議論。
私としては、この時点で「選択肢としてあるべき」と思うのですが、それでも「お腹の中の命に罪はない」「殺人は犯してはならない」という反対の意見もあるわけです。
それなら…生まれた環境が貧困で毎日の生活もままならない、暴力をふるわれ心身ボロボロ、親とともにホームレス生活、の子供達のことも人工中絶に反対するのと同じくらい必死で抗議してみては?と思うけど、このことはおいといて。。。
こうして、それぞれの意見があるのは良いのだけれど、、、
人工中絶反対運動で頻繁に現れる「神」の存在はよく理解できない。
写真のプラカードにも書いてある「NOTHING IS IMPOSSIBLE WITH GOD(神と共にあれば不可能は無い)」という言葉。
「簡単に諦めないで(すぐに中絶という選択をしないで)神様がついているから大丈夫よ。」というところでしょう。
そう、よく聞く話によると、神様は全能らしいのですよ。なので、何事も神様が創り出し私達人間にそれを与え、そしていつも守ってくれていると。
だから神様は何でもお見通し。なぜなら全て神様がつくった筋書きの上でのことだから。
ということは、例えばレイプでの望まない妊娠も神様が創り出して与え、そしてお守りくださるから大丈夫と。
またまた、人工中絶という選択肢や手術方法も(先にちらりと挙げた避妊薬だって)神様が創り出し与えてくださり、見守ってくれている、ということでもある。
さて、、、このプラカード、ここに要るものなのだろうか。
私は「神様」というものを否定しないし、それは「神=○○教の神様」とか「唯一新」という定義も持っていない。
何であれ、そういうものはもっとパーソナルで、自分の中で大事にしておけば良いものかと思う。どんな神様のフォロワーになってもならなくても自由なので、隠す必要は全く無いけれど、ことあるごとに触れ回るのもね。。。
いくら凄い神様でも、色んなところでその存在を引っ張り出され、力を乞われ、お願い事を聞いていたら、きっと大忙しで大変ね。
心をこめて綴ります
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