アメリカ妊婦思い出話:ポタージュfor カルシウム

ずぼらで料理嫌いの私が、「あやる気出して買ったは良いものの、使ってないわぁ、、、」という野菜群がある時、大量消費の目的でやるのがポタージュスープ。

バターで炒めて小麦粉を加え、豆乳と一緒にフードプロセッサーでガーーーーーーーーッとやり、ハーブやらなんやら入れて少し煮込む。
スープというにはこってり過ぎるくらいのペースト状のを作っておけば、食べるまえに更に豆乳を追加しスープ状までのばし味を調えるだけで簡単に準備できるし、何しろ冷蔵・冷凍で場所もとらないので良い。

パンがあれば一食になり手軽なうえ、大量の野菜も無駄にすることなく、そして栄養もあるだろうと、我が家では秋~春の定番メニューです。
そして思い出すのが、妊娠中にも本当によくこの野菜ポタージュを作っていたこと。
アメリカで経験した妊娠の定期健診に付随する食事指導では、とにかくカルシウムを摂れと言われた私。
たぶん、、、欧米型に偏らない和食も入った食生活のおかげで、その他の栄養面では指摘されるべき部分が少なく(本当に毎日ジャンクフードの人もザラにいたりするから)、唯一「牛乳はまず飲まない。あんまり好きじゃないから。」と言ったことろに指導が集中したのかもしれない。確かに妊婦に大事と言うけど、とにもかくにも「カルシウム摂取を」と言われた。

「カルシウム摂取には牛乳が良いから飲みなさい」と言われてもそんなゴクゴク飲むことなんて小学校の給食以来ない。
日本ではイワシや雑魚や高野豆腐とか小松菜など色々な代替品があるけど、NYC圏でアジア食材にアクセスがあるとは言え、普段の買い物はふつうのアメリカスーパーなので、日常的にいつでも買えるものでもない。

そこでとにかく牛乳、せめて「牛乳と同じカルシウム量」とパッケージで謳っている豆乳を多く摂取するには、と考えた結果の野菜ポタージュ作り。
ちょうど11月から始まり冬を越した妊娠時期だったので、ポタージュも季節にぴったりで何度もリピートした。

その当時はまだお腹の中でちっこかった息子ももう1歳を過ぎ、お腹では私を通して摂取していたポタージュの栄養も、今では自分で直接食べられるようになった。
そんな様子を見ると、こんな私でも「体に良いものを食べてもらえるなら、嫌いでも料理頑張らんといけんな」と思う。
きっと今シーズンもリピート調理間違い無し!



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